メロンと卵の炒め物
つがる市産・水耕栽培メロンを使ったメニューの提供にご協力くださったのは、日本の四季を大切に豊かな感性を活かした創作中華料理で人々を魅了し続ける「ENGINE(エンジン)」さん。
毎日お客さまが絶えずいらっしゃりお忙しい中にも関わらず、オーナーの松下 和昌(まつした かずまさ)さんがエンジンで提供するメロンメニューを考えて下さいました。
今回考えてくださったメロンメニューは、なんと、「メロンと卵の炒め物」。今までこのnoteにもメロンを使った様々なレシピが登場してきましたが、卵との組み合わせは初めてです。どのような味になるのか想像がつきません!
「メロンを使ったデザートは色々知られているので、新しいものをつくるには料理にするしかない!と思って。まずはパッと頭に思い浮かんだので、メロンを紹興酒に漬けてみました。」
「紹興酒に漬けたメロンが美味しかったので、メロンや紹興酒の香りを生かすための食材として卵を選びました。卵は一緒に炒めた食材の香りを吸ってくれる役割もあります。メロンの風味を出すために一皿につき、贅沢に1/8玉使いました。」
紹興酒に漬けたメロンと卵に九条ネギを加えて食感と色味をプラス。強い火力でサッと炒め、味付けは自家製の中華スープとお塩のみと非常にシンプルです。こちらの自家製の中華スープにもエンジンさんのこだわりがつまっています。
「ぼくは、『だしが美味しくないと料理がは美味しくない』と思っていて。だから、料理のベースに使用する中華スープはとても重要です。」
エンジンさんの中華スープは、毎日4時間以上かけてじっくりと仕込まれます。そのままいただいても口あたりは優しいながら旨味がしっかりと感じられる味わい。常により良い味を求め、先月もスープの配合を変え、改良したそう。
仕上げには、一味唐辛子と山椒をブレンドした「二味」をプラス。一味や七味はよく聞きますが、二味は初めていただきます。
「紹興酒に漬け、卵と炒めてみたらメロンの甘味がしっかりと引き立ったのですが、少しパンチが足りませんでした。そこで山椒と辛味です。二味は山椒の香りがしっかりとありながら、山椒特有のシビれはそこまで感じづらく、唐辛子の辛味を感じられる調味料。山椒がメロンの甘味や香りを引き立ててくれ、唐辛子の辛味が全体の味をしめてくれます」
早速、口に入れてみると、メロンのジューシーさと香りがしっかりと広がります。同時に中華スープの旨味や卵の濃厚さの中にメロンがしっかりと溶け込んでいます。旨味と塩味がしっかりと効いており、お酒がすすむ逸品に。
「メロンと卵の炒め物」は、エンジンさんではコース料理の一品として提供されます。エンジンさんのお料理一つひとつに詰め込まれたインスピレーションや感性には驚きと感動が止まりません!早速お客さまにもご好評をいただいています。是非この期間、水耕栽培メロンと卵の炒め物を是非食べにいらしてください!
つがる市産水耕栽培メロンメニュー提供にご協力くださったお店:
エンジン (ENGINE)
東京都新宿区神楽坂5-43-2 ROJI神楽坂 1F
tel 03-6265-0336
[月・水・金]
11:30~14:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(L.O.22:00)
[土]
11:30〜15:00(L.O.14:00)18:00~23:00(L.O.22:00)
[火・木]
18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日
日曜・祝日・第3月曜
※営業時間は変更になる場合があります。
詳しくは店舗(03-6265-0336)にお問い合わせください。
text:
Mayuki Tsujihara
(果房 メロンとロマンのディレクターとして働きながら、ライターとして日本の島々や地域で働く方々に取材なども行なっております。好きなメロンはタカミメロン。)