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農業はRPG。ロールプレイングとの共通点と考え方

RPGゲームはプレイしたことがありますか?
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどは有名ですね。最近では牧場物語やヘイデイ、農園ホッコリーナといったスマホゲームでも農業がテーマとなっています。

これらのRPGゲームと農業は非常に似ていると考えます。今回は、RPGと農業の共通点について紹介します。

RPGと農業の共通点

農業とRPGゲームは非常に似通っており、多くの共通点があります。

まず、最初はゼロから始まるという点です。どちらも同じようにスタート地点から出発し、装備もお金もまったくありません。また、農業も最初は知識や経験、機械設備などが不足しています。

そして、徐々に知識や経験を積み上げ、レベルが上がっていくのです。
レベルが上がると規模も大きくなり、一人では経営できなくなります。そのため、徐々に人を雇っていく必要が生じます。これらの積み重ねを日々続けることで、農業法人に成長することも可能です。

要するに、地道に日々の努力を積み重ねることでレベルが上がり、成長していくことで、新規就農者とは異なるポジションになるのです。
これはRPGにおいて、弱い敵を倒してレベルを上げ、強い敵に挑むようになっていくのと似ていると思いませんか?

戦う場所の選択

農業とRPGゲームの共通点を紹介しましたが、一方で違いもあります。

ゲームではスタート地点から選択することはできませんが、実際の農業では自分がどの地域で何を行うかを自由に決めることができます。

この地域選びにおいて、重要なのは競合が少ない場所を選ぶことです。
なぜなら、同じ作物を栽培している農家が多い地域では、新規就農者が勝ち抜くのは非常に難しいからです。
周囲に同じ作物を栽培している農家がいると、彼らは何十年も農業を経験しています。
それに比べると、数年間の経験しかない新規就農者は知識も経験も不足しており、同じ作物で戦うことはできません。

したがって、まず周囲の農家がどのような作物を栽培し、どのように販売しているのかを調査することが重要です。
自分だけが栽培している作物であれば、買い手は自分しかいないため、自身の作物が売れる可能性が高まります。
また、売り方も場所によって変える必要があります。
近くに直売所がある場合はそこに出荷するか、ない場合はネット販売など、販売方法を工夫する必要があります。
自分にとって有利な場所や作物を選ぶことが重要です。

農業にも裏技が存在する

ゲームには「チート」と呼ばれる裏技があります。それによって最初から多額のお金を持っていたり、強力な装備で戦ったりできます。

実は農業にも似たような裏技が存在します。
それが「農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)」という制度です。この制度では、2年間の農業研修を受けてから就農すると、支援金を受けることができます。
この支援金を活用することで、農業に必要な機械設備などを購入することができます。まるで大規模農家と同じような装備で最初から農業を始めることができてしまうのです。さらに、最長5年間の給付制度もあります。

これを考えると、地道に規模を拡大してきた農家にとっては、まるでチートのようなものですね。この給付金を活用するためにはいくつかの条件がありますが、うまく利用すれば新規就農者でも有利に農業を開始できるようになります。

まとめ

農業とRPGゲームには多くの共通点があります。あなたも地道にレベルを上げて大規模農家を目指してみませんか?

実際に農業を始めると、RPGゲームとは異なり、うまくいかないときも多くなるかもしれません。しかし、それも経験や知識として蓄積され、レベルが上がっていく過程です。困難に立ち向かいながら、頑張って乗り越えていきましょう。


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