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【中国ドラマ】『月光変奏曲』がおもしろい!

ここ数日、中国のドラマ『月光変奏曲〜君とつくる恋愛小説〜』(U-NEXT)を見ています(見るのは2回目)。
正義感に熱い新米編集者とツンデレ作家のラブコメストーリーが主軸ですが、出版社といろんな作家が縦横無尽に人間関係を織り成していて、単に恋愛ラブコメでは終わらない見応えのあるドラマなんです。


作家と編集者の信頼関係、ファンから作家へ、そして作家からファンへの熱い想い、夫婦や親子のすれ違う愛情など、いろんな人間関係が出てきます。
会話の掛け合いがとても自然でおもしろくて、もちろん胸キュンシーンもたくさんありで、もう目が離せません!

主役の二人、編集者のチュー・リーと作家のジョウ・チュワン、二人ともとても魅力的でそのことも書きたいんですが、今日は見てて号泣してしまったエピソードを紹介させてください。


主人公で編集者のチュー・リーが、処女作以降、すっかり落ち目になってしまった作家スオ・ハンに出会います。スオをなんとかスランプから立ち直らせようと奮闘するエピソードがとてもいいんです。確か第8話かな?

スオを説得しようとするチューリー(写真に若干写り込みがあります)

スオは処女作が大ヒットした後、その後の本が売れず、担当編集者も途中で変わり、その変わった後の担当者ミャオがスオがまったく得意ではないジャンルを無理やり書かせて、出版社から縁を切ろうと画策するんです。

ミャオの画策に気づいたチュー・リーが、なんとかスオに得意ジャンルの素晴らしい作品を書いてもらいたい、と動きます。
スオの処女作から10年経っても、変わらずにずっとファンだというコアなファン対象に、初めてのファンとのイベントを企画します。
スオは「そんなイベントに来る人なんていない」、と言って参加したがりませんが、そのスオに、チュー・リーが「ファンはスオに会いたがっている」と言って、証拠の手紙の束を渡します。
編集部がファン対象に取ったアンケートの手紙です。


その手紙を読んで、スオはイベントに参加することを決意したのです、、、


この手紙のあたりから私はもう泣けてしまって、イベントのシーンで、ファンが立ち上がってスオを拍手で迎えるところとか、もう号泣してしまいました。
心があたたまるすごくいいシーンでした。
なんだか、これ、本当の話みたいに思えてしまった。

私が本が好きだから、ファンや作家の気持ちに同調したんですね、きっと。
ドラマに入り込んでしまいました。


実際の作家さんも、きっとみんな人間だから、書けなくて辛い思いをすることもたくさんあると思うし、もちろん長いスランプで悩んでいる人もいるのではないかな。
それでも、待ってくれてるファンがいるって、素晴らしいですね!

出版社が舞台のドラマは初めて見ました、しかも中国ドラマで。
作家と編集部との契約の駆け引きや、ライバルとの熾烈な争い(作家さんの取り合い)も、日本も同じなのかな?とか思いながら見てます。
主役の二人が、実はネット上では3年前から友達だった(お互いどんな人か知らないまま)、、、という設定もあって、スマホ上のチャットのやり取りと、リアルのやり取りが、実におもしろい!恋の行方というか、二人の恋心の表し方も時に文学的で、ちょっと他のドラマにないエッセンスを感じます。夏目漱石の本が二人の大好きな本と言うことで出てくるんだけど、中国で人気なのかな!?

とにもかくにも、特に本が好きな人にはおすすめのドラマです。
中国語の発音も聞き取りやすいことが多く、中国語の勉強にもなって2倍楽しめます。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

#毎日note連続投稿中 #通算424本目

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Meijia
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