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私の仕事は「作業療法士」という話。

(おはようございます・こんにちは・こんばんは)

もりです☺️

さて、今日は私が普段している仕事についてお話ししていこうかと思います。内容がかなり難しいと思いますので途中でブラウザバックしていただいても大丈夫です😁

目次

1章:私の仕事『作業療法士』とは?
2章:作業療法士になるために
3章:難しいところとやりがい
4章:これから作業療法士を目指す子たちに対する自分の思い


1章:私の仕事『作業療法士』とは?

そういえば私の仕事のことをあまり教えてなかったですね私の仕事は『作業療法士』という仕事です。

(ナニソレオイシイノ?)と思った方もいらっしゃるかもしれませんので、なるべくシンプルに説明していきます

…できればの話ですが…😅

では、先に作業療法とは何なのか?というところからお話ししましょうか。『日本作業療法士協会』によると以下の通りです

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。

何が言いたいかと言いますと

『本来その人が持っていた健康や幸せ、自分らしい生活を再獲得するために作業に焦点を当てた治療・指導・援助をしていく』

のが主な役目です!

私たちは、普段から健康的な体の状態で何一つ不自由なく日常生活を過ごしていると思います。しかし、実はたった一つの病気でものすごく難易度の高いことをしているという認識になります。
これに関しては、私が作業療法士として日々の仕事に取り組んでいてほぼ毎日聴いていることがあります。それが…

『まさか自分がこんなことになるとは思わなかった。』

ということをお話ししていだだくことが多いです。

そんなこんなで私たちは、その難しいということに対して肩を並べてリハビリを進めています。

2章:作業療法士になるために

そして、私を機に作業療法士を目指したいという学生・社会人の方に向けて作業療法士になるためにはどうすればいいのか?ということを書かせていただきます。

作業療法士になるためには
「日本が認めた作業療法士の養成期間に入学し、作業療法について3年以上勉強し必要な単位数を取得して国家試験に合格する」ということが主な条件です。
これだけ聞くと頭が混乱しそうですよね・・・


作業療法士になるには


 ただ、「本気でリハビリに関わりたい」という方には耐えられると思います。
医療の勉強自体はすごく楽しいですし、実際にこういうことをやるのかな?ということを考える時間はとても貴重です。

 そして、もう一つ学生の鬼門になるのは『臨床実習』です!
臨床実習は実際に病院に見学に行き、病院の雰囲気や実際の臨床家の方々の考えを学びより臨床施設で患者様に関わるための最終追い切りですね😆

「実習はしんどいよ…」と聞くことが多数あるかもしれませんが、そのほとんどは学校とは違う環境による気疲れや思うように症例の方に関われない、自分のやりたい治療がわからないなどほとんどは「今できないことに対する精神的な負担」にあると思います。
 現在の実習制度では、学生の心身の負担にならないように過剰な課題や、ハラスメントなどについて実習指導者講習でカリキュラムの一つで取り入れられておりますのでその辺りはご安心ください。
 そして、実習中に「できるところを見せたい」と思わなくてもいいです😅
職場の方全員同じ道を通ってますし、できないことは皆さん存じ上げております。
なので、些細なことでもいいので聞いてみてくださいね☺️

3章:難しいところとやりがい、「作業療法士はやめとけ」ということに対して…

 ここまで説明させていただきましたように、作業療法士は「その人」個人に深く関わることが多い職種です。故に個別性が高い職種でもありますので専門職としては異なるベクトルの難しさがあります。
 私にとって、難しいなと思うところを上げさせていただきます。
・患者様の自分らしい生活は何なのかを考えるところ
・正解がなく曖昧な部分が多いところ
・治療についての知識が少なく、患者にも自分にもいいリハビリが提供できないところ
主にこの3つかなと思います。

もちろん、人それぞれ難しいと思うところはあると思いますが何より「答えがない」というところがダントツで難しいです。。。
そして「やめとけ」というのは稼ぎの話かと思います。確かに作業療法士は医療専門職の中では低水準の給与です。しかし、それでも人を助けたいと思える人が続けられる仕事なんじゃないかと思います。というよりその程度のことで作業療法士という仕事を選んで欲しくないです。

作業療法士は難しいところだけでなくやりがいも多くありますよ。自分が担当してきた患者さまが自分のリハビリでできることが増えたり、家に帰れそうという希望を見出せた時はお金以上の喜びがありました。
今は、失敗しながらですがリハビリの仕事を楽しく取り組んでいます😁

「なんかお礼しないと」と言ってくださる患者さまがいらっしゃるのですが、私はこのように返事しています。

『お返しは、◯◯さんがよくなって家に帰ってもらうことにしますね』

そうなんです。リハビリにおいてこれほど嬉しいことはありません。

4章:これから作業療法士を目指す子たちに対する自分の思い

 さて、長くなりましたのでここで最後にしましょうか😌
 これから作業療法士を目指す子には今の高校の時間を有意義に過ごしてもらって、どういったことがきっかけで医療を目指すようになったかをよく思い返していただけると幸いです。そのきっかけは自分が医療を目指していくための大きな柱になることは私が経験してきていますので間違いないです。
 大学や専門学校に行くとしんどいことが多く続くと思います。勉強・バイト・実習…遊ぶ時間もありますが大学4年になると勉強漬けの毎日です。ものすごくストレスがかかります。
 しかし、それでも「人のサポートをしたい」という熱心な方と一緒に作業療法士をしていけたら幸いです。

最後までご精読ありがとうございました。

もり

写真(最終閲覧日:2024年9月21日)
日本障害者リハビリテーション協会 サイト
『作業療法のリハビリテーション事例!理学療法との違いや体験談もご紹介』より参照

Benesse・マナビジョン サイト
『作業療法士(OT)になるには』より参照


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