言語化の悩み3
大学の先輩からすすめられてhttps://youtu.be/5NJ_tKtvjCs?si=YeCs5Ptuf6_xE9pM (絵で物事を考える「視覚思考者」にはどんな世界が見えるのか?【ビジュアル・シンカー】/ ゆる言語学ラジオ)をみた。
どうしたってうまく言葉にはできないけれど、なるほどなと思うことがたくさんあった。
前提として、私は言語化が恐ろしく不得意で、言語化できる人にすごく憧れを持っている。言葉にしたら最初の感情からいくらか情報が削ぎ取られてしまうけど、言葉にして初めて認識できるものもある。だからできるようになりたいと思っている。
最近就活コミュニティで私の自己分析を手伝ってくれている人がいる。その人はごりごり言語化できる人でロジカルモンスター(ENTP)と呼ばれている。その人は私の過去の経験やらそのときに思ったことのメモを見て、「なんでそう思ったの?」「何が嫌だったの?」と質問を投げかけながら私の特性を一般化して何がしたい人なのかを言葉にする手伝いをしてくれる。はじめは私の中で「嫌なもんは嫌」でしかなくて、何が嫌ってなに….?と思ってたけど質問が重なっていくと、ふんわりわかってきて(それはうまく言葉にできないけど)なんとなくこうしていけばいいんだ!というのがみえた気がした。たぶん自分1人じゃできないからまた言語化が得意な人に手伝ってもらわなきゃどこにも通過しなさそうなんだけど、なんとなく全体像というか、言語化が得意な人の頭の中を覗けた気がした。(画像左下)
YouTubeをみて思ったことがいくつかあった。
①「怠惰だから言語化できない」「言語化できないのはバカだから?」
地頭が良くないから言語化できないんだろうな、物事についてあんまり深く考えられていないから言葉にならないんだろうなって私も思っていた。
でもこれは昔からじゃなくて、というか小学生くらいまで自分は言語化できる側の人間だと思っていたので、そんなこと考えることもなかった。言語化が苦手だとはっきり意識したのは高校生くらいかな。入試の小論文が本当に書けなくて、というかある程度書けるだろうという謎の自信を持って臨んだけど入試当日に全然できないことがわかった。あれ……ここぞってときなのに3行でMAXだ…..ええ落ちるなこれ….と。中高生のときは国語は結構取れてたんだけどな。言葉→言葉の変換ならできるのかな。
たぶん私は視覚思考者寄りだけど教育に触れる機会が同世代の人たちより早かったから小学生までは言語化力があると思い込んでたんだ。教育自体が言語優位というのは新しい発見だなと思った。考えもしなかった。
②ゴールはわかるんだけどそこまでの過程がわからない
これだ!!!!ってなることは結構あるんだけど、なんでって聞かれたらうまく答えられない。答えられないと理由がないことになって、考えなしに将来を決めるなんて….と非難される。今まさにこれで院進したい理由をうまく説明できなくて詰んでる。
でも聞きたい気持ちはわかるんだよね。私が人事の採用担当者でも、なんでここの採用試験を受けようと思ったの?って聞いちゃうと思う。有名なアートディレクターがどういう過程でデザインをするようになって、どういう背景で育ってきたのかについてもすごく興味がある。英単語もどういうパーツが組み合わさってそうなったのか語源が気になるし語源を一旦調べないと覚えられない。無意味な語呂合わせじゃ全く覚えられない。
某O社のESの志望動機に「これだ!と思って応募しました」って書いて落ちちゃった。このままじゃ今の社会で生きていけないんだろうな。
ファッションショーサークルで演出をしたことがある。頭の中でざっくりとはできてるんだけど、コンセプトとかに落とし込めなくて、ざっくりした指示しかできなくて、やっぱり言語化苦手だなと思った。
③言語化の波を終わらせる一勢力になりたい
視覚優位の人がどれくらいいるのかわからないけど生きづらいと思っている人もいるんじゃないか。バリアフリーが進むように、言語タイプと視覚タイプの生きやすさも均衡がとれたらいいのにな。大学の先輩が言うにはSNSの流行が言語神格化に拍車をかけているんじゃないかって。それが終われば視覚優位な人が生きづらいブームも終わるのかもなとか。言語化が持ち上げられる社会を終わらせたいな。でも言語優位の人を納得させられるのは言語だけな気がするので詰み。
④でも言語は悪じゃない
言語優位な社会は生きづらいけど悪だとは思っていない。
言語化することで見えてくるものもある。言語にしないと人に伝えられないし相手の考えていることもわからない。もし仮に言語化の波を終わらせることができたらみんな内向的になって人類の発展が衰退するのかも。この考え自体が今の社会に毒されてる可能性もあるけど。もうよくわかんなくなってきた。
⑤自分の脳内について
私の脳内は大体いつも誰かが喋っている。私みたいな口下手な人が脳内にいっぱいいて、「あれかわいい」「何あれ」とか口々に言いたいことを言っている。それがたまに独り言に漏れ出る。1人でいるときにはそれをほぼ全部口から漏らしているので1人でいるときが一番喋っている。1人でいるときが一番テンション高い。脳内で喋っているので大人数で会話しているときに実は一言も発してなかったということが往々にしてある。
いっぱいいる口下手の中に1人だけロジカルモンスターもどきがいる。そいつが喋り出したら他の口下手は全員いなくなる。そいつの独壇場になる。そいつは私が怒っているときとか調子のいいときに現れて、ぶわわああぁぁぁって喋ってスンっていなくなる。そいつが喋った内容を口からそのまま出しているのが私。あまりちゃんと考えないまま吐き出しているのでとんでもないこと言ってたりする。
あともう一つ。言語か図形か視覚かでいうとたぶん視覚思考寄り。
脳内にどこかしらの空間が映し出されててそれは現実のものもあればそうじゃないのもあって、そのときの話題によって空間が変わる。空間というか写真に近いかな。
あと「時」を表す言葉が出てくると、右方向に進んでいくカレンダーみたいなやつ(画像右上)が出てくる。そこには幼稚園や小学校とかの景色もあって、中学生のところは階段になってる。未来のことはどんどん右にいって、今は110歳くらいまである。それ以上先にはいけない感じ。過去は体験してないけど1900年くらいからある。1900年以前、110歳以降となると延長線上じゃなくてぴょんって吹っ飛ぶ感じ。
↑これらみんな同じなんだと思ってたけどそうじゃないのかもと最近思い始めた。人の頭の中を覗けたらいいのにな。
⑥あらゆる物事においてそれを"決めた存在"がいるということ
言語優位であれ色覚異常という言葉であれ、誰かが最初に言い出したということを意識できてないことが多いなと思った。ちょっと違うだけのことを人数の多い少ないで決められてたまったもんじゃないよね。
⑦言語化できるようになりたい?
言語化できるようになりたいってよく言ってるけど、本当にそうなのかな?とか。非言語的な部分を伸ばして言語化できる人と組んで発信していけばそれでいいんじゃないかとか。でもやっぱり言語化できる人には憧れるしそういう人と話してるのって面白いんだよな。面白いって思ってても面白いですね、楽しいですねとしか言えないのが歯痒い。この人ほんとに思ってんのかなって思われてそう。
YouTubeみて思ったことをとりあえず書き出してみた。
自分の脳内知りたい。
兎にも角にも院進の説得から始めなきゃ。
言語化得意な人、私の思っていることを代弁してほしい。いつか言語化専門秘書とか生まれたりして。
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