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南米向けオンライン授業のためのワークショップ開催

 みなさん、こんにちは。
10月6日(日)、アルゼンチンのグループが主催して南米で日本語を教える方々向けにオンラインワークショップを開催しました。米国州立オクラホマ大学の岡田彩さんを講師に迎え、とてもスペシャルなセミナーとなりました。
 岡田さんの著書『オンライン授業で使える日本語活動集90』を元に、デジタルツールがあまり得意でない方でも気軽に取り組めるようなアクティビティを紹介してほしいとお願いしたところ、快く受けてくださいました。
 集まったのは日本、アメリカに加え南米12か国からの先生たち約50名。ほとんどが日本語非母語話者ですが、岡田さんのやさしい語り口に一生けんめい聞き入ります。CALL (computer Asisted Language Learning) を専門とし、多くのツールを使いこなす岡田さん。
「できればこの5つは使えるようになった方がいいですね。本当に便利で、色々なことができますから」と、聞き手の立場に立って無理のない範囲での活用を呼びかけます。また、「ICTツールを覚えても、これまで使ってきた絵カードや紙の資料をやめる必要はないんです。授業で使える引き出しが一つ増える、と思っていただければうれしい」との言葉に安心した先生も多く見られました。私としても、地球の裏側で日本語を教える側に回るほど日本語が好きという方がこんなに大勢いて、熱心に学ぶ姿を目にできるのはうれしい限りです。
 最後には「既成のものもたくさんあります。まずそれを使ってみてください。そして次の目標として、ご自身の学習者に合わせた調整ができたり、自分でツールを使ってオリジナルなものが作れるようになったらすばらしいですね」と締めくくりました。
 実は10年近く前、日本のある地方都市でともに企業研修を担当したのが岡田さんと知り合ったきっかけです。一日8時間の授業を毎日笑顔でこなしつつ、常にクリエイティビティを追求していた姿勢を思い出し、やはり当時からただ者ではなかったと改めて思い起こしたのでした。
 岡田彩さん、ありがとう!
 


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