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●芝川ビル

2020.02.12(水)
伏見町

●1927(昭和2)年竣工
●渋谷五郎、本間乙彦

こちらも、高麗橋ビルディングと同様、
交差点の角に入り口があります。
対角線上に立って少し離れて見てみると
存在感抜群で尊い。

この扉の周りの装飾、可愛い。
「芝川ビル」の字体もいいですね。

外国みたーい!
マヤ・インカの装飾だそうです。
エキゾチック。

元々は江戸時代から呉服店を営んでいた芝川家のお家があったそうで。

4代目★芝川又四郎氏が
もっと強い建物を!!!ということで、
片岡安氏のスピーチを聞いて、鉄筋コンクリートが良いと知り、強いお家に建て替えたそうです。

当時の日本家屋は、従業員が寝泊り出来るような作りのお家が多かったのですが
新芝川邸の洋風のビルではそれには不向きなので完全に自宅として使用するつもりだったとか。

しかしながらかなりの余裕があったので、
「芝蘭社家政学園」という花嫁学校を設立。
3000人のお嬢さま「いとはん」が卒業していきました。
(1929〜1943年)

今でゆう女子短大のはしりだそうです!
すごい★

こんな素敵な建物で勉強できた当時の少女達、羨ましい〜〜〜。
でも現代とは比べ物にならないくらい厳しかっただろうなとも思います。
健気なお嬢さん達、乾杯。

いとはん、調べてみると語源は、
いとしい人 らしいです。


今はお洒落なテナントがたくさん入っているようなので機会があったら入店したいと思います。


つづく。

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