#5 映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」感想
「悲劇の研究者が自分で仕組んだ未来を紐解いていく」話である。ジャンルは、SF。予備知識なしで鑑賞。原作ありなのかオリジナルなのかも知らなかった。冒頭に、主人公の不幸が描写されたため、感動系、ラブロマンス系の物語かと思った。結果、ラブ要素もあったがSF要素の方が強い。
【良かった点】①相棒(人型ロボット)がいる点。本作はこのバディとともに謎を紐解いていく、というのが大まかなストーリーである。実は、このロボットに秘密が隠されており、ストーリーに大きく関わっている。また、作中では人間とロボットが互いに信頼していることが描写されている。おそらくこの作品のメッセージが含まれているのだろう。②「冷凍催眠」という概念は興味深い。SFではあるあるの概念なのだろうか。こういうタイムリープの描写があるのだと知った。③全体的に役者の演技力が高かった。特に、夏菜さんと藤木直人さん。
【悪かった点】①なんとなく展開が読める。「なんとなくこうなるんだろうな」という脚本だった。しかし、あくまで”なんとなく”でしかない。次の展開が気になるようにはなっていた。そのため、飽きたりすることはなかった。②私が見た劇場では、ギャグシーンでスベっていた。古典的なパターンのギャグだったからだろうか。個人的には必要なシーンだと思う。
【満足度】80点
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