ドラマ

ここにはない
私は手さぐりで必死に探していた
暗闇の中あかりを求めてさまようように
そうここにはない
あまりにもカナシイ現実から
ずっとずっと必死に目をそらしていた

 そっと手をさしのべて
 立ち上がれず倒れたまま生きる私に
 優しい笑みを浮かべる

現実の世界では
とても息ができなかったから
私はあたたかな夢をみてた
境がいつからかわからなくなってて
何年も夢の中で暮らしていたようです
だから
だからドラマとわかっていても
テレビの中の顔に
こんなに
こんなにどうしようもないぐらい
泣けてくるのです

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