路上で座って食べる小籠包「台湾スタイル」雑多な町並みと歩く人々を見つめてみた
台湾といえば、小籠包?
私は魯肉飯かもしれないし、豆花かもしれない。
人それぞれ、100人いれば100個の台湾を楽しむスタイルがあると思う。
私は台湾のこういう雑多な部分が大好きだ。
整っていない、生活感あふれる場所に「人の息」を感じる。
今回訪れた場所は、MRT大安駅付近にある「圓圓小籠湯包」。
小さなお店で、イートインはお店の前の3つ並べられた机だけ。
もちろん外。地元の方たちは(外帶 / ワイタイ)テイクアウトにする人が多い。
こんな小さなお店、どうして訪れたの?と思われるかもしれないが
ここはローカル店だけど、ファンが多いお店だ。
リピーターのブロガーさんが、このお店をオススメしていて、ぜひ訪れてみたいと足を運んだ。
小籠包のタレやお箸は、もちろんセルフ。
この日も暑い日、いつから置いてあったのかもわからない。
外は虫もいっぱい飛んでいたし、足元には...。(これ以上言わない)
日本では考えられないことかもしれないけど、これが台湾。
もちろんこれが全てじゃない。
でも知ってほしい。日本の整った完璧スタイルが全てではないということ。
そんなことを考えているうちに、お母さんが小籠包を持ってきてくれた。
熱々でふわふわ、嬉しくて「わぁー!」と言ってしまった。
こちらがスタンダードな小籠包。
こっちはエビの小籠包。
このような小吃店では、お醤油・酢・生姜が置いてある。
わたしはだいたい、醤油とお酢2:1の割合で入れて、小籠包の上に生姜を置いて食べる。
これはエビ小籠包の中身。
皮は薄皮だけど、もちもち。中は具だくさん。
美味しい...しあわせ...以外、言葉が出ない。
台湾では相席は当たり前。隣のおじさんも、しあわせな顔をして小籠包を頬張っていた。「食べ物も知らない人と共有する時間」なんて贅沢なんだろう。
ふと外を見渡せば、お店のお母さんが忙しそうに働いていた。
それと反比例するかのように、街を行き交う人たちの時間はゆっくり流れていて、隣のおじさんは空を見上げていた。
何でも無い、この瞬間がしあわせなんだ。
そんなことずっと、忘れてたんだな...。
圓圓小籠湯包
住所 / 台湾台北大安區信義路四段60-76號
営業時間 / 10:00~23:00
URL / 食べ台湾!美味しい台北
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