アレルギーを持つ猫のための食事ガイド
こんにちは!
「All About Mellow Life」にご訪問いただき、ありがとうございます。今回は、アレルギーを持つ猫に適した食品の選び方と、成分表のチェック方法について、私の経験を交えてお話ししたいと思います。猫ちゃんのアレルギー管理に悩んでいる飼い主さんにとって、少しでも役立つ情報を提供できればと思います。
アレルギーを持つ猫に適した食品の選び方
猫のアレルギー症状を理解する
まず、猫のアレルギー症状を理解することが大切です。一般的な症状としては、以下のようなものがあります:
皮膚のかゆみや赤み
くしゃみや鼻水
下痢や嘔吐
耳の感染症
これらの症状が見られる場合は、アレルゲンとなる食品を特定し、適切な対策を講じる必要があります。リタさんの場合は頭部の皮膚の痒みや赤みからかきすぎてぐじゅぐじゅになりました。
アレルゲンの特定
猫のアレルギーを特定するためには、獣医師の診断が必要です。リタさんの場合も、獣医師の診断を受けてアレルゲンを特定しました。以下は、リタさんのアレルゲンリストです:
環境アレルゲン
ヤケヒョウダニ: 2 ng/ml
ノミ: 1 ng/ml
アスペルギルス(カビ): 5 ng/ml
アルテリナリア(カビ): 3 ng/ml
オオブタクサ(キク科植物): 2 ng/ml
タンポポ(キク科植物): 3 ng/ml
フランスギク(キク科植物): 6 ng/ml
カモガヤ(キク科植物): 2 ng/ml
ハルガリ(キク科植物): 3 ng/ml
ハンノキ(キク科植物): 1 ng/ml
食用アレルゲン
卵白: 2 ng/ml
七面鳥: 4 ng/ml
アヒル: 1 ng/ml
牛肉: 3 ng/ml
牛乳: 34 ng/ml
羊肉: 3 ng/ml
マグロ: 1 ng/ml
ジャガイモ: 1 ng/ml
注意レベルは牛乳だけでほかは反応があってもアレルギーの原因とは考えづらいようです。
以前の病院では抗生剤で1ヶ月様子をみましたが、菌が見つからなかったため
食物アレルギーが疑われたのです。
アレルギーフリーフードの選び方
リタさんが主に食べているカリカリフードはピュリナ ワンのグレインフリーです。このフードは、穀物不使用であり、アレルギーの原因となる成分が含まれていないため、安心して与えることができます。以下に原材料を示します。
ピュリナ ワン キャット ドライ グレインフリー(穀物不使用) 1歳以上 チキン 1.6kg
チキン、チキンミール、えんどう豆でんぷん、キャッサバ粉、大豆たんぱく、牛脂、脱脂大豆、卵、えんどう豆たんぱく、キャノーラミール、酵母、たんぱく加水分解物
ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)
グリセリン、アミノ酸類(リジン、タウリン、シスチン、メチオニン)
ビタミン類(A、D、E、K、B₁、B₂、パントテン酸、ナイアシン、B₆、葉酸、B₁₂、コリン、ビオチン)
酸化防止剤(ミックストコフェロール)
栄養成分
カルシウム1.0%以上
リン0.9%以上
マグネシウム0.12%
タウリン0.15%以上
リノール酸1.4%以上
ビタミンA 10,000 IU/kg 以上
ビタミンE 100 IU/kg以上
オメガ6脂肪酸 1.5%以上
ピュリナ ワン キャット ドライ グレインフリー(穀物不使用) 1歳以上 白身魚 1.6kg
白身魚、チキンミール、えんどう豆でんぷん、キャッサバ粉、大豆たんぱく、牛脂、脱脂大豆、えんどう豆たんぱく、卵、キャノーラミール、酵母、たんぱく加水分解物、チキン
ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)
グリセリン、アミノ酸類(リジン、タウリン、シスチン、メチオニン)
ビタミン類(A、D、E、K、B₁、B₂、パントテン酸、ナイアシン、B₆、葉酸、B₁₂、コリン、ビオチン)
酸化防止剤(ミックストコフェロール)
栄養成分
• カルシウム1.0%以上
• リン0.9%以上
• マグネシウム0.12%
• タウリン0.15%以上
• リノール酸1.1%以上
• ビタミンA 10,000 IU/kg 以上
• ビタミンE 100 IU/kg以上
• オメガ6脂肪酸 1.2%以上
リタさんが食べているもう一つのウェットフードは黒缶です。総合栄養食であり、牛肉やマグロが含まれていないため、リタさんのアレルギーに適しています。
アイシア 黒缶 バラエティーセット3種 160g 3缶パック×各1個 かつお・ささみ入りかつお・しらす入りかつお ランキングストアオリジナルティッシュ付き
原材料名魚介類(カツオ、フィッシュエキス)、オリゴ糖、ミネラル類(Ca、Mn、Zn)、ビタミン類(A、E、K、B1)成分たんぱく質:13.9%以上、脂質:0.9%以上、粗繊維:0.1%以下、灰分:3.5%以下、水分:82.0%以下カロリー80kcal/100g
黒缶はほとんど余計なものが入っていないにも関わらず、総合栄養食 であるのが
非常に助かっております。
(こればかり与えすぎて最近は少々飽きが来ているようですが・・・)
成分表のチェック方法
成分表の読み方
成分表には、原材料が記載されています。以下のポイントを押さえて読みましょう:
主要原材料:最初に記載されている原材料が主要な成分です。例えば、チキンやサーモンなど。
添加物:ビタミンやミネラルなど、必要な栄養素が含まれているか確認します。
アレルゲン:リタのように特定のアレルゲンがある場合、それが含まれていないかを確認します。(ピュリナワンの牛脂が気になってますが、常に食べ続けていたため、医師からもこれは大丈夫でしょうと判断いただきました。)
注意すべき成分
以下の成分には注意が必要です:
人工保存料:BHA、BHT、エトキシキンなどの人工保存料は避けた方が良いです。
1. BHA(ブチルヒドロキシアニソール):
• BHAは、食品や化粧品、動物飼料などで酸化防止剤として広く使用される脂溶性の有機化合物です。日本では、魚介冷凍品や油脂、バターなどに使用されます。高用量での動物実験において発癌性が示唆されていますが、通常の使用量では影響が少ないとされています。詳細については以下のリンクをご参照ください。
2. BHT(ジブチルヒドロキシトルエン):
• BHTは、酸化防止剤として使用される有機化合物で、食品や化粧品などに利用されています。食品添加物としてはビタミンE(トコフェロール)と同様に抗酸化物質としての役割を果たします。BHTも高用量での使用には注意が必要とされています。
3. エトキシキン:
• エトキシキンは、主にペットフードや香辛料などで酸化防止剤として使用されます。日本ではエトキシキンの使用基準が厳しく設定されており、一部の研究では健康への影響が示唆されていますが、さらに調査が必要です。詳細は以下のリンクをご参照ください。
人工着色料:猫の健康に不要な人工着色料も避けましょう。
実践例:リタの食事選び
リタさんのアレルギーに対処するために、以下の手順で食事を選びました:
獣医師の診断を受ける:リタさんのアレルゲンを特定するために、獣医師の診断を受けました。
成分表の確認:リタさんのアレルゲンが含まれていないフードを選び、成分表を細かくチェックしました。
試食と観察:新しいフードを少量から試し、リタさんの反応を観察しました。問題がなければ、徐々に量を増やしています。
特に苦労したのは、リタさんが牛肉とマグロにアレルギーを持っているため、これらが含まれていないフードを見つけることです。多くのキャットフードには牛肉やマグロが含まれているため、成分表を一つ一つ確認し、慎重に選定しました。試食の段階では、リタの体調を細かくチェックし、異常がないか確認することに時間をかけました。
「肉類、鶏肉等の表記は牛肉等を含むため極力避けています。」
まとめ
アレルギーを持つ猫の食事選びは、慎重に行う必要があります。成分表を確認し、高品質な原材料を選び、試食と観察を繰り返すことで、猫ちゃんに適したフードを見つけることができます。特に、アレルゲンが多い場合は選択肢が限られるため、時間と労力がかかりますが、健康を守るためには重要なステップです。
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今後とも「All About Mellow Life」をよろしくお願いいたします。猫の健康と幸福を一緒に考えていきましょう!
以上が、アレルギーを持つ猫のための食事ガイドです。この情報が、皆さんの猫の健康管理に役立つことを願っています。質問や追加のリクエストがあれば、いつでもお知らせください。