子供に合わせるのは「感情」であり、「行為」ではない
こんにちは!
今日も育児と仕事に奮闘中のパパセラです。
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今回は『子供に合わせる』というお話。
子供が成長していくと必ず『自我』が形成されてくる。おおよそ1歳半〜2歳くらいだろうか。自我が形成されてくると、自分の意思を主張するようになる。いわゆる『イヤイヤ期(第1次反抗期)』というやつだ。子供によっては泣き出したり癇癪を起こしたりする。そんな時に親はどんな対応をすれば良いのかわからなくなる時がある。私自身、なぜそんなに怒っているのか理解できずに手を拱いていた時期がある。いや、今でも正直ある。そんなイヤイヤ期に親はどんな対応をするのが良いかを自身の経験も踏まえて書いてみる。
〈コーチングという考え方〉
ビジネスの世界には『コーチング』というコミュニケーション手法がある。ざっくり言えば、コーチングとは『自発的行動を促すコミュニケーション』とされている。コーチングは医療、教育、コンサルティング、スポーツなどの現場で生かされており、主に対人援助職で発揮されるスキルである。私自身はコーチングに関して専門的に学んだわけではないが、本職にも参考している。
コーチングスキルの中にも色々あり、その中の一つである『ペーシング』というものを育児に活用してみた。
〈ペーシングというスキル〉
ペーシング(pacing)は言葉の通りペースを合わせるということであり、主に『聞く』ことに重点をおいたコミュニケーションスキルである。その中で、言語的(声のテンポ、スピード、大きさ等)、非言語的(態度、表情、腕のアクション等)な振る舞いが相手に影響を与えるとされている。そして、ペーシングはただ聞くというより『積極的に聞き出す』という意味合いの方が大きいのかもしれない。
実際の例を挙げてみる。子供が、夜テレビが見たくてなかなか寝ないとする。親は『早く寝ないさい!』と言ってしまうそうになるが、ここでペーシングを利用する。『そやなぁ、テレビみたいなぁ』と子供の心境に合わせた対応をする。これが子供の気持ちに共感することに繋がる。子供は自分の気持ちに親が賛同してくれないとさらに反発するようになる。だから、その時に子供の心境に合わせた声のトーンや表情(事例の場合はテレビが見れないので、悲しい気持ち)で共感することが大事になる。
※以前に書いた記事も近い内容なので参考にしてみたい。
〈合わせるのは「感情」であり、「行為」ではない〉
ペーシングの注意点は『合わせるのは「感情」であり、「行為」ではない』という点だ。もし『テレビを観たい』という「行為」に合わせてしまうと、子供の行動の変化につながらない。だから「テレビを観たいけど観れない」という「感情」に対してペースを合わせることが大事になる。悲しい感情を子供と共有できることで、その後の行動を後押しすることになる。子供自身が上手くいかないと感じた時に、親が一緒に乗り越えていくような存在になる。そうすることで困難を乗り越えるきっかけを作ってあげるのだ。
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今回は、「子供に合わせる」ということの大事さと注意点を書いてみた。コーチング自体はすぐに子供の行動を変容させるものでなく、長期的な成長を促すものなので、気長に対応する気持ちが大事になるのではないだろうか。そもそも育児とはかなり長期的なプロセスなので、子供の心境の変化を楽しみながら臨みたいものだ。
ではまた!!
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