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“ない”ではなく、“ある”に目を向ける

ヨガに“サントーシャ”という教えがあります。

むさぼり求めず、与えられたものや環境に満足すること。
ヨーギーの心はいつも不足を感じず満足しているものである。
常にこういった状態でいることが出来れば、いつも不平不満が無く、憎しみや悲しみ、怒りといった感情も芽生えることはない。

人はどうしてもまわりの人と比べてしまって、他人が羨ましくなったり、自分に満足が出来ずに人のことが認められなかったりします。
今の時代、SNSでは日常の充実したキラキラした瞬間だけを切り取った投稿に溢れて自分と比べて落ち込んだり、テレビコマーシャル等で「こんな時にはこれが必要」というように新しい商品がどんどん紹介されています。
常に自分には何か“足りない”と洗脳されています。

これでは余計に、不足を感じてしまいます。

この“サントーシャ”、足るを知るということはヨガの教えの中でも割と分かりやすい教えですが、頭では分かっていても日常生活の中ではどうしても忘れがちになってしまいます。

それをどうやって自分のものにしていけば良いのでしょうか。
是非こんな方に読んでいただきたいです。

  • どうしても人と比べてしまう癖がついている方

  • 友達のSNSを見て落ち込んでしまう方

  • 欲しいものを買っても買っても満足できない方

  • 日常を穏やかに、幸せな気分で過ごしたい方

いま、自分の目の前にあるもの、光景を眺めてみましょう。
何が見えるでしょうか、そして何を感じるでしょうか。
今自分がもっているものや環境を感じて、持っているという感覚を見つめてその感情を育てていくことが大切です。
自分が今着ている洋服、雨風をしのげる家、暖かいベッド、ケータイ、パソコンがある事。

毎日おいしいご飯が食べられること、ご飯をおいしいと感じられる健康な体がある事。
私たちが感じたり集中したりするべき事はまさに“今この瞬間”なんです。

私たちは、世の中のどんなものもあるがままに認識することは出来ません。
自分が注意を向けるものに応じて世の中を認識します。

例えば、私は最近パタゴニアの洋服が欲しいと思っていました。
すると、どこに行ってもパタゴニアの洋服を着ている人ばかりに目が行くのです。
もちろん、突然パタゴニアの洋服を着ている人が増えたわけではありません。自分の認識、意識によって見えるものが変わったのです。
同じように、“ない”から“ある”に注意を向けると“ある”という世界に自分を取り巻く環境がどんどん変わっていきます。

不足を感じずに満足するとはどういうことだろう?と考えたときに、何気ない日常をより楽しむ事かなっと思いました。
友人に会うとき、はじめて会うようにその人を知ろうとすること、ご飯を食べるとき、まるで初めて食べるかのように味わい、その瞬間の喜びや感覚を楽しむ事。
自分の内側に注意を向け、思考ではなく自分の感情を大切にすること。

日々、その日その時の喜びに忠実に、今日を、今この瞬間を生きること。
自分の内側に意識を向け、体が何を求めているかに注意を向けると自分に必要な食べ物が分かり、食べ過ぎることが無くなります。
また自分に本当に必要なものが分かり、人にひけらかすための消費が無くなり無駄なものを買うことがなくなります。

おすすめワーク

“ある”を書き出す
ノートに、自分がもっているものを書き出してみましょう。
そして、それに対してどんな感情が浮かぶか、書き出してみましょう。
例えば、、
ヨガの勉強が出来るお金と時間がある。
学びたいことに投資できることが有難い、一緒に学ぶ仲間がいて幸せを感じる。
毎日できると良いですが、思いついた時などに書き出してみると大切なことを思い出させてくれます。
目を閉じて、それを感じる
簡単な瞑想ですね、軽く目を閉じて鼻から息を吸って口か鼻からゆっくり長く吐く。
ノートに書いた“ある”を心で感じ切ってみましょう。

自分に何かが欠けている感覚に陥った時は常に“ある”を思い出し、自分は既に完璧な状態である事、探しているものは既に自分の内側にあるかもしれない、という事を思い出してみましょう☺

今日もHappyな一日を♡



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