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lahainanoon
(推定)代襲相続 ー金庫の失敗2ー
先日、父の四十九日の法要が行われた。
この日を迎えるまでに、叔父から金庫についての連絡は一切なかった。やはり、私から尋ねないとだめなのか…と重たい気持ちで当日を迎えた。
法要が終わり、来てくださった方々を叔父と共にお見送りした後、私と妹の将来的な代襲相続人としての立場の話を切り出した。この将来的な代襲相続人という立場については叔父も認識しているようであった。
次に、昨年まで父と叔父が受けていた生前贈与についての話に移った。生前贈与を今年はどうするのかと叔父に聞いたところ、やや曖昧な言い方ではあったが、祖母の認知能力から考えて大変なので、今年からはもう止めるとのこと。本当なのか…?と思いつつ、その場ではそれを受け入れた。
※祖母は、認知能力の低下が見られるために、今回の四十九日の法要にも呼んでいなかった。(父の死についても覚えていないようだ。)
なので、話はその次の金庫の話題に移った。
だが、話が金庫に及ぶと叔父の様子が変化。
「開錠方法を教えてほしい」と私が言うと、「じゃあそれは、おいおい…」と言い残し、足早に帰っていった。
…どうしたものか。
この先のことを考えると、重たかった気持ちが更に重くなり、私も帰路についた。
叔父から後日に連絡があれば良いが、望みは薄いだろう。
私から連絡しなくてはだめなのか…。
誰かが代わりにやってくれるのならばお願いしたい気持ちでいっぱいである。
叔父に言葉を濁されたことを話すと、家族は皆驚いていた。
金庫を持っていて、開錠方法を唯一知っているという立場では、不正を疑われやすい。疑われないためにも情報を適切に共有することが一番だというのに、なぜそれをしないのか…?