「アナスタシア」－本当の願いを知る方法

ご無沙汰しておりました。
「ミュージカルから人生のヒントをもらう！」をコンセプトに
ストーリーを深読みし、勝手にミュージカルを宣伝するメリアです。
一つ前の投稿に初めての音声投稿として「アナスタシア」について語りましたが、やはり文字として残しておこうかな？と。

ミュージカル「アナスタシア」概要

第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされた同名のアニメ映画に着想を得て作成されたミュージカルです。
ブロードウェイでにロングラン公演を経ての日本初演は2020年3月。新型コロナウイルスの影響でわずか14回の上演回数で幕を下ろしました。
2023年にキャスト・スタッフが再集結してのリベンジ公演でした。

脚本；テレンス・マクナリー／「蜘蛛女のキス」「マスタークラス」
　　　　　　　　　　　　　　「ラグタイム」など　
　　　　　（新型コロナウイルス感染症で2020年に逝去）
音楽・作詞；ステファン・フラハティ　/    リン・アレンス
　　　　　　　　　　　　／「ラグタイム」「スージカル」「ロッキー」など

　プリンシパルキャストは、
皇太后の麻美れいさんをのぞくと、ダブル・トリプルキャストになっています。


　   アナスタシア　　：木下晴香さん
       デミトリー            ：相葉裕樹さん
       グレブ                    ：田代万里生さん
       ヴラド　　　　　：石川禅さん
       リリー　　　　　：堀内圭子さん

で拝見しました。

ミュージカル「アナスタシア」

必見‼️ 映画のような舞台

プログラムに映像担当のアーロン・ラインさんのコメントが以下のように載っていました。

「登場人物たちを美しく風景の中に置き、
パリへの旅を映画のように描きたかった。」

と、いうように、舞台装置と映像が境目なく融合し、照明の力も加わり、まるで美しい映画を観ているような錯覚を覚えました。
プロジェクションマッピングをこれほど効果的に使った舞台は、類を見ないと思います。

アナスタシアの夢・・本当の願望

ご存知だとは思いますが、簡単にストーリーをまとめると、

帝政末期のロシアが舞台。記憶をなくした皇女アナスタシアが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける物語です。

以前、実写版映画やアニメ映画で「アナスタシア」を観たときの解釈は↙️

アナスタシアの願望は、過去を思い出し、元の生活・自分を取り戻すことだったが、
最終的にデミトリーとの愛を選び、過去と決別した。

今回、舞台版の「アナスタシア」を観ての解釈は↙️

アナスタシアの願望は、始めから（自分の心の帰る場所を探すこと）であった。
記憶を取り戻し、元の自分に戻ることは、願望とイコールではなかった。
そして、デミトリーとの愛こそが、アナスタシアの心の帰る場所だった。

この微妙な違い、お分かりになるますか？

もしも記憶を取り戻す前のアナスタシアに「どうして過去の自分を思い出したいの？」とインタビューしたら、
きっと「安心できる心の帰る場所が欲しいから」という答えが返ってきたでしょう。

何か願望を抱いたとき、その先・その奥に隠れている本当の願いに耳を傾けたら、回り道することなく、最速で真の願いが叶うのかもしれませんね。

では、メリアからの質問です。

今、あなたの願いは何ですか？
どうしてそれを願っているのでしょう？
そして、その願いが叶ったとき、どんな感情をで、どんな行動をするのでしょうか？

ぜひ、コメント欄にご記入ください。

ここまでご覧いただきありがとうございます。