「愛と哀しみのシャーロックホームズ」
ミュージカル大好きメリアです。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は 珍しくミュージカルではないです。
三谷幸喜さん作・演出の「愛と哀しみのシャーロックホームズ」について、主役の柿澤勇人さんを中心にした感想です。
柿澤勇人さん
「うわ~キラッキラの瞳」
というのが、初めて柿澤勇人さんを拝見したときの印象でした。
少年の眼差しのまま大人になったカッキーは、
劇団四季出身のミュージカルスターです。
⏫⏫
2023年、「ジキル&ハイド」でカッキー本領発揮!
三谷幸喜さんからのラブコール
三谷幸喜さんのラブコールを受け、カッキーの最大の魅力である歌を封印しての出演。
しかし、歌がなくとも、カッキーの魅力が損なわれることはなく、史上最高にチャーミングなシャーロックだった。
舞台美術は、三谷さんの拘りで、ホームズとワトソンが暮らした部屋を再現している。
写真、柿澤さんが座る藤の椅子もスタッフの力作だというから驚きです。
ざっくりしたあらすじ🤣
舞台は、シャーロックとワトソンが同居し始めたばかりのころ。まだ名探偵として名を馳せる前。
いつも兄マイクロフトのスペアとして扱われ、不安定な心を持つ若きシャーロック。しかし、マイクロフトもまた、弟シャーロックに劣等感を抱いていた。
未成熟なシャーロックを父のような寛容さで支える年上のワトソン。二人はお互いに信頼しあうが、
実はワトソンも、心に闇を抱えていた。
その闇を察知し、最後の最後にワトソンを救うシャーロック。
左 佐藤二朗さん
右 柿澤勇人さん
ラッキーな偶然
柿澤さんと佐藤さんは、以前から私生活でも仲が良いらしい。飲み仲間だとか🤣
三谷さんは、それを知らずキャスティングされたそうですが、この二人の親密さが、舞台の顛末に信憑性を与えた。実にラッキーな偶然。
三谷版シャーロック
三谷さんは、原作者コナン・ドイルが描いたシャーロックホームズから、さらにイメージを膨らませた。
例えば、コナン・ドイルがワトソンの年齢を明記していなかったことから、三谷さんの想像は広がる。
ワトソンを年の離れた保護者的な存在に設定にしたことで、シャーロックの心の不安定さをより表現できたと思う。
三谷版シャーロックは、まさに陰陽併せ持つ不安定な存在。無邪気でいて繊細。自己中心的でいて視野が広い。
落ち着きなく舞台を走り回りながらも、一度気になることがあると、凄まじい集中力で考察する。
ランタンゲーム
柿澤シャーロックの集中力を特に表現したのが、この〝ランタンゲーム〟のシーンだろう。
簡単にいうと、推理力を必要とするポーカーのような心理戦カードゲーム。
ランタンゲームで、兄マイクロフトと対決するシャーロック。
ところ狭しと舞台を駆け巡り、膨大な台詞を操り、子供のように表情がくるくる変わる柿澤シャーロック。
客席は、その緊迫感に固唾を飲み、ゲームの結果、ひいてはシャーロックとマイクロフトの対決を見守る。
実にスリリングな場面。
舞台と客席が一体になる緊迫感。
これぞ舞台の醍醐味✨
そして喜怒哀楽を表すシャーロックと対象的に、ポーカーフェイスを保つ、マイクロフトの横田永司さんの圧倒的存在感。
女優さんたちの健闘❤️
脇を固める女優さんも、大健闘です。
広瀬アリスさん、舞台映えする容姿にコメディエンヌのセンスが光る。これからも、舞台で拝見したい女優さん。
ワトソンの奥さん役の八木亜希子さん。
いつのまにか、演技が上手になられていてびっくり。
上品でいて強かな女性を好演。
シャーロックの下宿をきりもりするハドソン婦人に、はいだしょうこさん。
よく響く明るい声に、天然で透明感のある存在は、安心感を与える。
ハラハラドキドキ💓
終止ハラハラドキドキの連続だったこの舞台。
事件らしい事件の解決劇はないが、実にスリリング。
最後まで気が抜けない脚本。
ぜひ、続編を観てみたいと感じた。
もちろん、カッキーと二朗さんのコンビで。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございます😆💕✨
はいだしょうこさんのYouTubeチャンネルにカッキーがゲスト出演!
素敵✨
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