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【写真とエッセイと詩】トロウィープ

今回のロードトリップの山場とも言えるグランドキャニオンのトロウィープ。正直この発音で正しいのか?(笑)
予定では、ここでキャンプをして翌朝の日の出の写真も撮影することになっていたのだが、病み上がりの私にはキャンプはキツイということで、急遽日帰りに変更した。ここは、グランドキャニオンの一角にある秘境の地とも言える場所で、訪れる人は数少ない。その理由の一つは、辿り着くまでの道のりが極めて困難で、まず四駆でないと絶対無理。何もない荒野をひたすら走り続け、このトロウィープ付近になると四駆の車でモーグル状態、きちんと吊革につかまっていないと、むちうちになりかねない。

こんな荒野がしばらく続く


トイレ休憩(トイレは無いので荒野で(笑))


辿り着いたところの駐車場とも言える場所はこんな感じ。

遠くに私達の四駆者が見える


この駐車場から歩いてすぐのところは、広大な景色が広がっている。
どれだけのスケールか写真だとわかりにくいのが残念。

スマホ撮影なので、緑の小さなオーヴが…


上の写真を横(Landscape)で


大きさがわからなくて残念。
向こう側に人がいたら、「点」程度の小ささです。
ここからCanon EOS6D登場(笑)


上の写真を引きで撮影
どれだけの年月をかけてこれだけの地層を作り上げてきたのか


西からの日差しを受けて
大きさと美しさにため息しか出なかった


地層が光に当たり美しい
写真よりも本物の方が何倍も素晴らしく
大きさにただただ圧倒します


立ち去る前の1枚


帰りもモーグルを経験しながらようやく普通の砂利道に入った頃はもう外は真っ暗で、星を見つめながら荒野を更に走り続けた。
途中、トイレにまた行きたくなったが、荒野にトイレなどない。
車を止めて寒い中、満天の星に囲まれながら荒野で用を足した。
素晴らしい経験だった。


夜の荒野にて

車から飛び降り
何も見えない
暗闇の荒野に駆け込んだ

11月の冷たい風が
吹き抜ける

乾燥した地に
生い茂る草と草の間に
しゃがみ込み
静かに目を瞑り
体内から流れ出る液体が
大地に染み込む音色を聴いていた

目を開き
ふと頭上を見上げると
満天の星空に
ミルキーウエイが
横たわっていた

地平線にまで広がる
無数の星たち

360度どの方向から見ても
星で埋め尽くされた
紺碧の空

極上の解放感

11月の冷たい風が
髪をなびかせた

そろそろ車に戻ろう



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