【クロアチア】グロジュニャン/モトヴン/ロヴィニ
クロアチア3日目は、グロジュニャン、モトヴン、ロヴィニと3つの小さなヴィレッジを訪ねるツアー。元々はモトヴン、ロヴィニの2つだけのツアーだったのを友人の意向でグロジュニャンも追加してもらうことになった。かなりの強行ツアー。まだ薄暗い朝6時にニコラ・テスラ通り(かの有名なニコラ・テスラはクロアチア出身なのだ)近くにある公園の百葉箱の前で待ち合わせ。
グロジュニャン
かつてヴェチア共和国だったイストラ半島の北西部に位置するイタリア系の小さな村。到着して辺りを見回した時は見慣れない石造りの家や石畳の通りに目を奪われたのだけど、少し歩くと何か違うと感じた。人によってはフォトジェニックな村に映るかもしれない。でも何か、胸にグッとくるものがなくて残念ながら感動には至らなかった(行きたいと言っていた友人は感動していたので良しとしよう。)
モトヴン
モトヴンは、トリュフで有名な場所。この周辺の森で黒トリュフだけでなく白トリュフも採れるらしい。また、秋冬限定になるが霧に包まれ幻想的な天空の村に変わるらしいのだ(この記事のトップ画像は見晴らしの良い場所から撮影したモトヴンの村。山の頂上にあるので、ここ一体が霧に包まれたら幻想的な世界が広がるのは想像がつく)。9月はその可能性は0に等しいのだが、見晴らしは良さそうだし、もしトリュフを食べる機会があればそれも良しという思いで訪ねることにした。
ドライバーの方が薦めてくれたレストランは12時からオープンで、12時半の待ち合わせ時間には到底間に合わないと判断し、カジュアルなレストランでトリュフのパスタを注文した。メルボルンで食したことはあったので、まあそれと同じと感動はなかった(←ひたすら冷めている笑)
ロヴィニ
イストラ半島南西部の小さな港町。
ベネチアに支配されていたのでイタリア文化の影響を大きく受けている。
ネット上で『ヨーロッパで最もロマンチック』などと表現されているが、現在は典型的な観光地と化していて折角の風情も沢山の土産屋によって影を潜めている。
そんなロヴィニで唯一興奮する恐怖を味わい思い出になったことがある。ロヴィニの象徴でもある高くそびえる教会の鐘楼に登れたこと。
写真奥が『聖エウフェミア教会の鐘楼』
頂上に辿り着くまでの階段の幅が狭いうえに平らでない。しかも、階段と階段の間の隙間が広く、誤って滑ったりしたらこの隙間に足はズボッとはまるだろうなぁ〜と想像しながら足元に注意しながら(下が見える)登るのはスリルそのもの。それでもまだ上りの方が良い。下りは特に頂上から階段に降りる時がまず第一の関門。その後もいつ滑ってもおかしくないような木の歪な階段を一歩一歩下りていく。男性の大きい足でこの幅の狭い階段を降りるのはとても大変そうで、叫びながら下りている方もいた(笑)。
息を切らしながら見る頂上からの眺めは素晴らしい。
本番はこれから…まだ続く。