【写真】露出アンダーの世界
私の写真は、料理とインスタの写真以外は、大体露出アンダーで暗めに撮る事が多い。若い時分から、こんな感じの物、雰囲気、表現が、「私のアンダー」として好きなのだ。
- オレンジ系の薄暗い部屋、怖美しい、怖可愛い、明るいようで暗く、暗いようで明るい雰囲気、光と影の絵画(レンブラント等)、教会の雰囲気、木々に覆われた暗い森etc...季節なら断然秋か冬。
だから頭の中には自分自身の落ち着くアンダーな世界があり、それを写真という形で再構築していると言える。そして、ヒストグラムに頼るというよりは、見た目のトーンがやや暗い感じのイメージになるように仕上げている。(仕上げるは、撮影の事も含む) 正直、試行錯誤を繰り返す時ももちろんある。
単に背景を真っ黒にすれば良いというものではない。露出アンダーにして暗いトーンで撮影することで、「何かを表現する」。もちろん、これはアンダーに限った事ではないと思うけど。例えば、侘び寂びの世界、人生観、日常の息遣い、儚さ、怪しさ、寂しさ、スピリチュアリティ(?)など。写真を通して、撮影者の想いや人間性が見る側に伝わると嬉しい。