【クロアチア】ザグレブ(首都)
9月にクロアチアとオーストリアのウイーンに行ってきたので、その時の写真をアップしていきたいと思う。
何故クロアチア?
出発前に数名の友人に「クロアチアに行ってくるね。」と言うと「クロアチアってどこ?」と言われてしまった。イタリア、フランス、イギリスなどに比べたらかなり控えめな国だから仕方ないのだけど。
クロアチアは、コマーシャルや映画、ドラマなどのロケ地としてよく使われていて、私もオーストラリアでオランダ産インスタントコーヒー『Moccona(モコーナ)』のコマーシャルを見て知った。そのコマーシャルは石畳の坂をピアニストの女性がスクーターで海に向かって走るシーンがあり「なんて綺麗な町なんだろう。一度訪ねてみたい。」と強く思ったのだ。
私の夢に出てくる場所は石畳の街が多い。目覚めてからいつも「あそこどこだろう?」と思う。石畳の街で屋根から屋根へとジャンプしながら逃げる夢、死体が転がり血塗られた石畳の街をツアーガイドさんに背負われて通過する夢、石畳の通りに面したカフェで春の優しい風に包まれながら白ワインを飲む夢….。
そんな訳で海が広がる石畳の街を見たくて待ち時間を含めて24時間のフライトを覚悟して旅に出た。
ザグレブの印象
到着してまず思ったのは『メルボルンに比べると貧しい』だった。
立ち並ぶビルの壁が剥げ落ちているけど、どこもリノベーションしたりペンキを塗ったりしているところはない。
これが元社会主義共和国ユーゴスラビアの名残なのか…
クロアチアの歴史は中世から明るいものではない。
支配と独立を重ねてきた国
近年ではクロアチア紛争があった…
少々暗い面持ちで重いスーツケースをトントン大きな音を立てながら石の階段を降りてたどり着いたアコモデーションだったが…
OMG!
ざわつく興奮と驚きで一瞬立ち尽くしてしまった。
何これ?エレベーター?
いつの時代?
社会主義国時代の残存?
赤い矢印の方向にドアノブを回して黄色いドアを開ける。
乗ったらまた自分でドアを閉める。
ガタガタ揺られながらゆっくり上昇。
部屋のあるフロアに到着したら自分でドアを開けて出る。
ドアを閉める。
正直ザグレブでのハイライトだった(笑)
忘れられない。
このエレベーターの横には螺旋階段があったが、重いスーツケースを持って上がるのは無理だと判断し不思議なエレベーターに挑戦した訳である。
以下はスマホで撮ったスナップ写真。
フード
どこへ行ってもハンバーガーとピザが主流
近隣国がイタリアだからピザ/パスタのお店が沢山あるのは理解できるけど、何故にハンバーガー?と最初は思った。でもすぐに理由がわかった。現在クロアチアの観光客はアメリカ人ばかりだ。あちこちからアメリカ英語が聞こえてくる。
基本クロアチア人は肉食なので肉料理が多い。ベジタリアンな私は特に食べたいとも思わず初日はスリランカ料理の簡素なレストランでベジタリアンカレーを注文した。
そんな中、唯一興味をそそられたのはパン屋さん。
結構美味しそうなパンが陳列されていて試したくなる。と言っても多くはパイ生地でできたペーストリーが多い。オーストラリアのミートパイのクロアチア版かな?と思いながら、チーズの入ったフィロを試したらチーズが酸っぱくて腐っているのかと思い途中で食べるのをやめた。後々気付いたのだが、パイ生地に包まれたチーズは殆どが酸っぱい。これがクロアチアのチーズパイのようだ。
ザグレブでの印象はこんなところ。
まだまだ続く…