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紙の破片ができること。
紙片さんがCDを、というレベルではなく、日本に極上の紙芸術が生まれた。蝋が塗られた箱。言葉はない。概要を記された別紙の質感が凄い。開けるとなにかがいる。2枚の盤面にも言葉はなく図案違いの花。彩乃さんの詩は相変わらずハイクオリティ。そして手貼り。ここまでやるか。クソ。勇気が出る。
私は各地の書店さんに本を持っていく時、私の本より紙片さんの話しばかりしていたけど、間違ってなかった。われわれのようなただの紙の破片でも、ここまでのところまでゆける。ここ以上のところへゆける。わたしはわたしの仕事を。