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眠る前になでる本と大森靖子さんと私。
以前、大森靖子さんがライブハウスでライブを毎日やっていたときに見ながら、いつもわたしは、自分のことやろう自分のことやろうと呟いていた。このままなにもせず死んじゃうよ、と。こんなすごいもの見てすごいとだけ言っているのは失礼だ、と。ライブをはじめ、本を作った。かなりいい年なのに私の詩と写真見てくださいと、両手の紙袋に本を入れて各地の本屋さんに伺った。怖くて足が震えるので、大森さんの初期のブログを読み返して勇気を出した。大森さんのカラーカットをしたことがある練馬のちひろさんが本を取り寄せてくれた。お会いして、写真をつくり、2冊目の本にした。ほとんどの印刷所に断られる仕様の本だけど、歩き回ったり酷い目にも遭いながら完成した。それが魔女の帰郷。完全版は、引き出し型の箱に入り、装花と薫りとCDと別冊とミニポスターをつけて8000円。これでもかってくらいやってやる、も大森さんの教え。10月に発売し、完全版は40以上のオーダーをいただいた。1作目も2作目も仕様が特殊だから深夜に製本作業していた。ずっと大森さんの音楽を聴きながら。昨年から一年の成果をカウントダウンライブにお持ちすることにした。それがゴールなら耐えられる。昨日のライブを見て圧倒され、もっとやりきらないとダメだな、と思っていたら、インスタのストーリーに載せていただいた。まだまだ。クソ生きないと。