「蝶を導く蛍」

非日常

蝶は灯に群がる
意図せずとも本能的に
紫外線に群がってしまう
そんな蝶を私は哀れむ

優しいだけじゃもう物足りないんだ

百匹の蝶がいる
此処にひとつ、長い誘蛾灯がある
そこに多数の蝶は群がるだろう
綺麗な羽を煌びやかに舞い
誘蛾灯の光を己の光と錯覚し
狂ったように舞うだろう

貴女が居なくなったら
僕は僕じゃなくなる

一匹の蛍が踊る
九十九の蝶が舞う灯りに惑わされず
河辺で美麗な尾を照らす

腐った日常を抜けて
ここが本当の、、、

たった一匹の蛍に
たった一匹の蝶が
真の美しさを発揮し舞い踊る

果てる事のないセンスを僕に与え続けて、、、

私はそんな存在になりたいな
長いものに巻かれる奴等とは
同等に扱われたくないし
なるつもりも毛頭ない。

身体も心も赤く赤く燃え滾っている
その燃料を焼べてくれるのは
私が心から快楽を得られる言葉をくれる
あなたの言葉が私を繋ぐ
私は生粋のMasochist
安定と引き換えに巻かれるより
苦痛の代わりに全身全霊を燃やす
そんな世界で狂喜乱舞したいのです

私に言葉をくれたあなたへ
本当にありがとう、ありがとう。
たった一匹の蛍を目指して
感性を極限まで研磨して
あなたに言葉を届けよう

樹海で首を括ろうが
幸福満ち溢れる街で孤独死しようが
愛する人に看取られようが
私の人生だから
何者も私を縛らないでおくれ

私を縛っていいのは
私が愛するものだけだ
他のモンは糞でも喰らってな
生粋のMasochist、舐めんじゃねぇ。

俺を繋ぐ首輪を嵌めてくれる人を
現在募集しています。
首輪が無いと何処で何しでかすか
分かったもんじゃないからな 

どうなろうが手前の人生だけどさぁ
乱れ打つ愛を受け入れる覚悟はしてるぜ
肉も心もくれてやる
本当に俺を受け入れてくれる貴女と
出会えたなら、全てを貴女に捧げるよ

だから、お願い
繋いでいて
繋いでいて