コンテンツライティング|成果を出すための定石(SEO編)
前回は、コンテンツライティングのポイントとして、SEOとSNSの特性の違いについてご紹介しました。今回は、その中でもSEOに絞り、成果を出すための定石をご紹介します。
▼前回までの記事はこちらをご覧ください
SEOの前提となる考え方
まず、SEOの前提となる考え方を押さえておきましょう。それは、この3つです。
ユーザーのニーズを満たすコンテンツを提供すること
Googleのロボットにわかりやすいサイト設計にすること
Googleの公式文書(Google検索セントラル)をよりどころにすること
ユーザーのニーズを満たすコンテンツを提供すること
これは前回のパートでもお伝えしましたが、Googleなどの検索エンジンは、ユーザーに役立ったと思ってもらうことでよりユーザー数を増やしたいという前提があります。なので、ユーザーに役立つページをたくさんアップしてくれているサイトを優先的に上に表示させたいのです。SEOに関するテクニックは巷に色々とありますが、小手先のテクニックにとらわれることなく、この点を明確に認識しておきましょう。
また、SEOにおいてユーザーに役立っているかということはこのような観点でGoogleから判断されます。
検索結果からのクリック率が高い
滞在時間が長く直帰率が低い
健全な被リンクが多い(シェア・引用)
このあたりをKPIとして、自社のコンテンツがユーザーの役に立っているかということをチェックしていきましょう。
Googleのロボットにわかりやすいサイト設計にすること
その記事やサイトがユーザーに役立つものであるかどうかを判断するために、Googleはもちろん人の目で直接サイトを見て順位づけしているわけではありません。インターネット上にあるサイトを、Googleのロボットが読み込んで(クロールして)判断しているわけです。なので、そのロボットが理解しやすいサイト構造にすることが重要です。
これは、HtmlやCSSのコードの書き方が綺麗で整理されていたり、altと呼ばれる画像を説明するタグにきちんと正しい内容が入っているかどうかなどで判断されます。
Googleの公式文書をよりどころにすること
SEO対策の「正解」は、実は一般の人にはわかりません。Googleのアルゴリズムで決められており、とても複雑であることと、アルゴリズムは刻一刻とアップデートされていきます。なので、最終的には唯一正解を知っているGoogleが出している公式文書(Google検索セントラル)を拠り所にするしかありません。概要を読むだけでも、Googleの考え方を理解できますので、まだ読んだことのない方はぜひ読んで見てください。検索したらすぐに出てきます。
さて、SEOの前提となる考え方を押さえたところで、ここからはもう少し詳細に入っていきましょう。以下の観点でSEOの詳細をまとめています。
キーワード選定
コンテンツ設計
サイト設計
NG行為
キーワード選定
まず「何の記事を書くか」という点で、キーワード選定というステップがあります。ユーザーがどのキーワードを検索するのか、ということを想定して設定しましょう。その際には以下の点を押さえる必要があります。
ターゲットユーザーが検索しやすいワードか
想定しているターゲットが検索しやすいワードである必要がありますね。例えば美容室の集客のための記事であれば、「渋谷 美容室」「カラーリング おすすめ」など、美容に関係のあるものである必要があります。「渋谷 居酒屋」「渋谷 カフェ」など、全く関係のないキーワードで記事を作って、例えそれが読まれたとしても意味がないですよね。想定しているターゲットが検索しやすいワードをまずは考えましょう。
ロングテールか(ビッグワードすぎないか)
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