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おやすみ日記 1月前半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
12月後半の日記はこちらから。


相変わらず前半/後半とは?というタイミングでの更新ですが、己の休みを半分ずつ日記にしているよ!忘れた頃に書いているよ!という感じで今後ともゆるくお付き合いください。


🏃


1月3日
数年ぶりに三が日の休みを取った。
毎年大晦日から三が日まで( というよりその前後数日を含めて ) 連勤することが多かったのだ。毎年なにも考えずにシフトを出した過去の自分を恨んでいたので、今年はいい加減学習した。元日、2日はいつも通り働きながらあちこちで年始の挨拶を交わし、3日は休むという個人的には良いところ取りなシフト!

と言いつつも仕事とそう変わらない時間に起きて、前番組から箱根駅伝復路を観た。母の影響で物心ついた頃から三大駅伝は欠かさず観ていたけれど、高校〜大学時代は特に好きで、熱心にやれ記録会だインカレだの情報を年中追いかけていたのを思い出す。
国家試験の勉強をしていた頃、作業用BGMにちょうど良くて、毎日歴代三大駅伝の録画していた分を観ていたくらい。もう1日で箱根2本分流して勉強する体力は無い……結局駒澤一強でしょうと思っていたのに、走ってみたらこんなにも青学一色になるとは、という結果だった。これだから箱根は分からない。

代が替わり、歴史が流れゆくなかでもずっと勝ち続けるということがどれだけ難しいかは想像を絶するものがある。ただ箱根駅伝の良いところは、優勝だけが目指す先じゃないところだな。シード権獲得を、大学記録更新を大喜びしている選手達を観て思わず泣きかけた。


1月6日
11時から美容室でカットとカラーをお願いしていた。その前にいつも行くパン屋さんでパンを買い溜めておきたい( いつも冷凍しておいてちまちま食べている )、でもタスクとして続けているランニングも済ませておきたい。パン屋さんまで走るには距離が遠く、片道ならまだしも往復は厳しい。とあれやこれやタスクで頭を悩ませる。

こういう時間に追われた生活ばかりしている。タスクが多いのではなく、単にスケジューリングが下手くそゆえなので難しい。結局パン屋さんまで自転車を飛ばし、余った時間で走りに行って、急いでシャワーを浴びて美容室に滑り込んだ。ほんと、余裕のある丁寧な暮らしがしたいできない。

美容室では久々に髪を切ってもらった。一度切ると毎回短くしたくなってしまう。今そのときの髪型よりなにより、梅雨前後に憂鬱にならないことのほうが個人的に優先度が高いので今後を見据えた髪型になった。最近年が明けたというのに、もう6月のことを考えている。人生〜という感じ。

1月9日
謎2連休。計画的に有給を取ることができないゆえ、年度末で消える繰越分の有給を慌てて使っていたら1月はお休みばかりになってしまった。本当は夜に職場の先輩と飲みにいく予定だったが、先輩の病棟で件の感染症が盛り上がってしまっていたので予定が無くなった。なのでいつも通り走り、家事をして、本を読む。

山口祐加さんの「自分のために料理を作る 自炊からはじまる『ケア』の話」を読んだ。

( noteの記事があるので、下記にリンクを引用させていただきます )


タイトルからして気になっていた本。夫がいる日の夜ごはんは当たり前のように作る。義務感や嫌な気持ちはそこに微塵も無い。なのになぜ1人で食べるご飯はあんなにも作る気にならないのか。ここ1年近く、ほぼ毎週火・水曜日は夫が出張で関西に出向いているので夕食は1人だった。一体そのうち何回自炊できたやら。溜めている仕事を片付けてヘトヘトで帰宅するか、ここぞとばかりに友人と夜ご飯を食べに行く予定を入れているかが多かったとはいえである。

まず自分はなぜ自分のために料理を作れないのか?ということを本の中に出てくる方々と心の中の自分とをグルリと囲んで対話するような本だった。1人の日に、自分のために夜ご飯を作りたいと思えずにいる人〜! \はーい!/


本を読むことで得たこと/感じたこととして

・わたしは自分の料理に対して「アツアツの出来立てを食べたい」欲が強く、食卓に出揃うまでに冷めゆくことに精神的に萎える。だからコース料理方式で、1品ずつ作っては食べながら次自分が何をどのくらい食べたいのか己に相談しながら決めていくと良さそう。

・自分の中にいるもう1人の自分と対話することが大事。何が食べたい?何はあんまり?コッテリしたものはどう?お魚とお肉ならどっち?そんなふうに。そのとき食べたいと思うものを作る努力はしてあげたい。だってたとえば夫が「○○が食べたい」と言えば、きっとすぐ作ろうと思うから。家族を慈しむように自分のことも大事にしてあげよう。

ちなみにそうやって対話した結果、やたら辛ラーメンやらざる蕎麦にビールやらが出てくるのは潜在的オジサン要素なので仕方ないです。というのが1番あった。これ、自分の中でアップデートしていきたいな。

というのが特に感じたことだった。

ちなみにこの後、1人で夜ごはんを食べる日の仕事終わりにサツマイモ、じゃがいも、人参をたっくさん入れたお味噌汁を作りました。2杯分作って、2杯目はカレー粉入れて味変するなど。自分のために時間を使い、手を動かすことでしか満たされない心の部分があるなと感じた。ちまちま続けていきたい。


1月10日
諸々のお買い物をしに都心へ出向く。週末は夫と義実家へ年始の挨拶に行くことになっているので、そのお土産用のお菓子を購入。
お義母さんはいつも素敵なセンスであちこち行った際のお土産を選んでくださり、わたしが選ぶお菓子を「いつもセンスがいい」と喜んでくださる。嬉しいやら、すこしプレッシャーがあるやら。贈りたいところのお菓子を片っ端から選んでいるので、ジワジワ百貨店で選択肢が減りつつあるのを感じる。今回はくら吉のクッキー缶にした。

購入した後は自分の化粧品を見て回る。今月の下旬、職場の先輩の結婚式にお招きいただいているのだ。今までお恥ずかしくてブランドの名前も書きづらような、「メイク初心者の方?」みたいなプチプラファンデしか使っていなかったのである。
いい加減それは良くないでしょうということで、百貨店で買うことにした。美容室での早朝ヘアセットにメイクを追加するのと、ファンデーションを新調するのとでは、さほど値段が変わらないのが東京の恐ろしさたるや。

事前に美容系YouTuberのファンで比較動画を見漁ったり、コスメオタクの後輩ちゃんがくれたサンプルを使ったりして目星をつけていたけれど、タッチアップをお願いして帰宅した後、メイクを落としたら肌が痛くて痛くてしょうがなかったのでそっと再検討。そもそも肌質のカウンセリング受けたいな〜と思ってイプサにお伺いしたとこほ、数値で肌の話をしてくださるところと頂いたサンプルの良さで翌日イプサのファンデを買いました。今年の個人的テーマは「ビューティー」なので、スキンケアとメイク頑張りたいところ!


1月13日
義実家へ、年始の挨拶に行く。
結婚してから何度かお会いしているけれど、お義父さんのご実家がある群馬に現地集合したり、結婚式の後に近くでご飯を食べたりと外食が多かったのでご自宅にお邪魔するのは2回目。初めてお伺いしたときは結婚のご挨拶に行くときで、それはそれは緊張していたのであまり記憶がない。本当に良くしていただいていて、ご両親ともにとても可愛がっていただいている。お会いするたびに素敵な方だな〜と思うので、今回は何も緊張することなく終始楽しい気持ちでいっぱいだった。

海外でお仕事をなさっているお兄さんがご結婚するとのこと。お義母さんの鋭い観察眼と、そんなことなぞつゆ知らず、妻だけが持つ情報に驚くお義父さんの掛け合いに笑ってしまった。夫婦とは、母親と父親とはどこもそういうものなのかしら。わたしが一人っ子なので同じシチュエーションは起こり得ないけれど、同じようなことがあればきっとうちも母だけが知る情報が沢山あったろうな。
手作りの餃子やら春巻きやらなんやら、沢山美味しいものをいただいた。ありがたい〜!

夕方前に義実家をお暇し、わたしはそこから新宿へ。男性ブランコ浦井さんと酒井若菜さんの朗読劇「美幸」を観劇した。

もともと違う朗読劇のタイミングで酒井若菜さんのことが気になっており、しかも推しと共演〜!と思って事前情報をそう得ずにチケットを取った。
……ものだから、結構激しい内容のアレコレに慄いた。お二人の演技力、!!!何を言ってもネタバレになりそうなのでごく抽象的なことしか言えないけれど、すんんんんんごいものを観た、という気持ち。

1月14日
夫と過ごす休日。以前から観たいねと話していた「笑いのカイブツ」を観るべく、早朝から映画館へ。朝イチの回だったので、朝ごはん代わりに映画館でホットサンドを買った。もうこの時点で楽しい。

ちなみにこれは結婚する前からそうなのだけれど、夫と映画を観に行くときは必ずそれぞれ好きな席で別々に観ることにしている。お互い隣に人がいる状態で映画を観ると集中できないから嫌なのだ。かつわたしはシアターのド真ん中、夫は後方が好きと好みが違うので、それぞれの方が都合がいい。一緒に行って座席近くで解散し、エンドロールが流れ終わって劇場が夜明けみたいにちょっとずつ明るくなっていった余韻そのままに感想が話せるのが好き。
 
映画自体は元オードリーのラジオで伝説のハガキ職人と言われた方の私小説をもとにしたもので、なかなかカロリーのある作品だった。面白さ/笑えるかだけで社会や他人、自分を測ることのめちゃくちゃさよ。しょっちゅうお酒に呑まれ、しょっちゅう地面に転がっている( 表現 )シーンが出てきて、非現実的なエピソードも沢山あった。もちろん脚色されているとはいえ、原作を読んでいたオードリーファンの夫曰く「あれが全部虚構じゃないのが怖い」とのことだったので、本当にカイブツなのだな……

ホットサンドが消化しきれずお腹が空かなかったので、電車に乗って気になっていたお茶屋さんにお善哉を食べに行き、帰宅してから夫とM-1アナザーストーリーを観た。共通の趣味としてお笑いというコンテンツを得たものの、笑いのツボやみる視点が違うのは興味深い。学生お笑いの頃から光を浴び、あっという間に優勝した令和ロマン。ずっと光の当たらないながらに劇場に立ち続け、ついに光が当たり始めたヤーレンズ。形こそ違えどお笑いに取り憑かれたカイブツ( 映画原作者 )こと、ツチヤタカユキ氏。いろんなお笑いの形を観た。


1月はお休みが多くて嬉しい。その分仕事の日の皺寄せはあるけれど、それは仕方ない。沢山働いて沢山遊ぶぞ2024!

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