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漆喰を塗る

 お店の準備についてまったくブログに書いていないじゃんと知り合いから言われ、なにもしていなかったわけでもないのですが、用事の合間をぬって細々と作業していたので、どの時点で残せばいいのか迷っていました(あと書くのに時間がかかりすぎて、情報が古くなっていく)

家が狭いので棚を部屋の中央に置いた状態で始めています。

 元々はお茶をたてるのための部屋だったらしく畳と砂壁(の壁紙)で、床は十数年前にフローリングに張り替えしました。砂壁の壁紙だとなんだか薄暗く感じるため壁を白に塗り直します。
 白にするためには、壁紙、漆喰、ペンキ、などの方法がありますが、この部屋は湿気が多少あるため、漆喰で呼吸できる壁にしたほうがいいと提案されて、今回は砂壁の壁紙の上から漆喰を塗ることに。

 前に人の家で漆喰の壁塗り手伝いをしたことはありましたが、漆喰がうまくくっつかずボロボロと落ちてしまい、今回はリベンジ戦となります。「しっくい(漆喰)ぬるのにしっくはっく(四苦八苦)」です。はい。
 今回はなんせ古い家なもので、どんな汚れがたまっているのかわかりません。

試しにアルカリ電解イオン水で壁や柱を掃除してみたら、干し椎茸の戻し汁みたいな水滴がでてきました。


なので漆喰を塗るだけではなく、シーラーとアンダーコートを先にしてアクが漆喰の下から浮き出てこないようにと、漆喰が壁と吸着しやすいようにします。

 

今回買った漆喰とアンダーコートのセット。水に溶いてある漆喰を選ぼうとしたはずが、安さにつられて粉を買っています。後々大変なのでDIYでしたら最初から水と混ざっている奴を買いましょう。
使用したアクカット。とても塗りやすい。
塗る前に塗らないところをマスキングテープで養生しておきます。養生って同じ名前だから養生できるだろうと養生テープも使用していますが、張り付かずだんだん剥がれてきたので後々大変になりました。
水みたいにシャバシャバしているのでローラーとハケで充分ぬれました。
アクカットを塗りおえたところ。

これを乾かして、次にアンダーコートを塗ります。

水に溶かしたアンダーコート。今回はかき混ぜるミキサーを用意していないので、袋で閉じて上から踏んだり揉んだりするやり方で混ぜていきます。


小手で塗りましたがボトボト垂れたりせず、案外素直に張り付きました。
アンダーコートの表面は灰色っぽくてこれはこれで趣がある感じ。

そして最後に漆喰を塗る。漆喰は定休日の牡蠣小屋みたいなにおいがして、マスクで防護しました。隣の部屋にエアコンがあるとはいえ、息苦しくて何度も休憩しながら塗っていきます。そのときの写真がないのは、もう疲れて嫌になっているからです。

塗りおえた後。白いと外光がまぶしく感じる。


塗りおえた後2、いまいちパッとしないのは写真のせいだと信じたい。

準備や乾かす時間を入れると、大体一週間ぐらいかかりました。

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