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#4 IKEA

こんにちは。
とっても久しぶりになってしまいました。
SHElikesでいまはブランディングとライティング、相変わらずマーケティングを中心に学んでいるこまと申します。

実はこのトレースを続けてきて1年が経ちました。
コツコツを続けてブランディングトレースを含めると20企業近くをトレースしてきました。全てをアップするにはまだ時間がかかりそうですがアウトプットする大切さをこの1年で学んできたので気長に待ってくださっている方はお待ちいただけるとうれしいです。

”マーケティングトレース”について詳しく知りたい方は......
わたしの掲載しているnote #1〜#3でチェック!
こんなふうにやってるのね〜ってのがなんとなくわかっていただけるかと思います。

もしくはこのトレースを発案された黒澤友貴さんのnoteに寄り道してみてください!SHElikesでもマーケティングトレース、カスタマージャーニーの講座講師を担当されています。(2021年10月現在)


今回は講座を受けた際のポイントの洗い出し私の所感分析内容とともにお伝えしていきます。
この記事を通して少しでもマーケティングトレースがより身近に活用できて役に立つことを願っています。

IKEAってそいえばなんだっけ?

では早速、今回のテーマでもある「IKEA」の分析いきましょう。
まずはIKEAについて調べてはじめに感じたことをそのままメモ。

所感
海外:フードロスや環境保全の取り組みなど割と社会的取り組みについてアップされている傾向。もともとある生活感がIKEAそのものなので全てを変える意識ではなく買い換えるとか、ブランドを通して何ができるかを重視しているので取り組みにも賛同しやすい。

日本:ブランドの出すインテリアの雰囲気その場の空気感や行ったことで生まれるプロセスエコノミーを楽しんでいる。(海外に行った気分)エンタテイメント性を重視している傾向。(珍しさや国内ブランドの安心、安全を優先?)日本の文化から少し離れた「憧れ」もある。
美術館、展示物のように「観る」のが優先な気がする。
→環境面での配慮やIKEAがカスタマーに求めるブランドの取り入れ方はまだ先?

IKEAジャパンと比較されやすい企業って?

まずは講座内でポイントなっていた内容を洗い出していきます。
メモがてら書いてますので、分析はぜひ手を動かしながらやってみてくださいね!

<企業を知る>
【問題】
以下の表を見てどれがIKEAかわかりますか?
(社会経済のテストみたいですよね...笑 ワクワク)

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※SHElikes講座内資料参照(アーカイブをご覧ください)
わかりましたか?解答行きましょう!

【解答】
企業A ニトリ
歌が出てきた方はCMでチャンネル変えない方ですね(笑)
低価格で日用品や生活雑貨、インテリア家具まで揃う名店。
お世話になった方も多いのではないでしょうか。
ヒントは立地でモールや割と都心にもあるイメージ。
最近はN +というファッション分野にもチャレンジしていますよね。

企業B IKEA
正解のIKEAは郊外型大型店舗。
車で移行可能な場所や少し住宅街に近いイメージで広大な土地にありますよね。国内店舗数もそこまでなくてまだレア感がある印象でしょうか。
この時点で他に差別化をするなら唯一グローバル企業だなあとか。


企業C 良品計画
マーケティングトレースではお馴染み「無印良品」の母体。
モールにはいつでもあるイメージで立地規模は全てに対応している柔軟性が見られますよね。食の分野や地方創生にも力を入れているよなあとか。こちらの詳しい企業分析はまた今度。


今回の問いについては....以下が挙がっていました。

見極めるポイント:営業利益、立地特徴
・それぞれ比較されやすい企業でもある

たしかに。
わたしは店舗数と立地で考えましたが”営業利益で見る”のも数字に強くなるマーケティング思考に重要な部分だと感じました。

<理念/ビジョン>
では企業理念いきましょう。
ミッション・バリュー・ビジョン”で見るとGOODです!

イケアについて
イケアは1943年に当時17歳だったイングヴァル・カンプラードによって、スウェーデンの田舎にある小さな村エルムフルトで創業し、「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンのもと、手ごろな価格で便利で、そしてピープル&プラネットポジティブであることを目指しています。
(IKEAジャパン公式HPより抜粋)

素敵な理念ですよね。北欧って生活そのものを豊かにするためにをモノやコトを大切にしているイメージなんですよね。想いプラス行動指針が入るとよりいいビジョンになるなと感じる....(ブランディング尊い....)

PEST分析

さてここからはどう調べるねんってやつですね.......
とりあえずエゴサすればいいんです。まずは自分の知ってるサイトからでOK!!!そしたら、頼ってください。笑(いきなり行くとげんなりしちゃう方もいるかもしれないし、もしかしたら難しく感じてしまうので。)

<講座内PEST分析>
IKEAジャパンは2002年に上陸
【背景・外部要因】
※世の中を動きを探る・価値観の変化・ヒントを得る※
P政治 SDGsの推奨
E経済 デフレ(低価格商品を求めてる・所得が下がっている)
S社会(ここはトレンドを押さえる)北欧デザイン
T技(顧客視点で見る)SNS,EC
【ポイント】
・ライフスタイルの変化
・オンライン化(どうゆう時、どうゆう人が購入するのか)
・事業成長を考えたときに成長しそうな分野はどこか(オフィスライン?)


<わたしのPEST分析>

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【詳細】
・P :補助金制度は鍵かなと思いました。新しいものを購入、修理したい気持ちに刺さったのかな。とか
・E :経済的には営業時間短縮って店舗利益を考えたらIKEAみたいな時間をかけてゆっくり考えながら購入に至る空間だと生産性上がらないのでは。
海外の観光客とかも来るのかなとか少なからず影響あったのでは?とか。
・S:働き方の多様性や配送に頼る生活になったことは大きな変化であり影響だったのでは?
・T:もうこれはどの業界もそうだけどEC、アプリ開発はこの2年くらいで急成長したなと思う。

(※むかしはフレームワーク全部の枠をパンパンに埋めることがミッションだと思っていたのだけど、浮かぶ要因がひとつでもよくてですね。そこを深掘りすればOK!※)

手順として公式HP、企業HP、購入サイト、SNS周りを調べた後にNewsPicks日経PRtimes、IR資料と後から難しそうな調べ物を持っていきます。(主観/顧客客観/企業で分けるイメージですね)

競合

<講座内競合>
業界:家具
価値:外出→イベント、デートスポット、買い物(モール)、食、100円ショップ(低価格)ミニマムリスト(ものを持ちたくない)※超いい競合

業界として出てくるのは冒頭で問題になっていた企業が挙がっていました。
脅威になる価値競合としては家具を買いに行く「行動」が挙がっている印象でした。

<わたしの競合分析>

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【詳細】
競合としては先に大きくカテゴリーを決めてから洗い出してみました。
新規参入には今後、競合になりうる企業やブランドを。
直接競合には現在比較対象になっているもの。
代替品には価値競合をそれぞれ挙げてみました。

STP分析(セグメンテーション・ポジショニング)/4P

<STP分析(セグメンテーション・ポジショニング>
【セグメンテーション】
・"今まで"と”これから”や"生活"と”オフィス”など
 各ターゲットを整理してみる
・急いでいる人/組み立てが簡単な文ささっとでる
【ポジショニング】
・今・郊外/これから・都内
・デザイン、価格、共感、妥協したくない などを入れてみる

【セグメンテーション】
行動や嗜好性、年齢層など企業がターゲットにしている人物像を書き出す作業なのでこれはブランディングの両思いになりたい人や、ペルソナの理想の人を考える方法と似ています。その分野でも大事なんだなあと実感します...
【ポジショニング】
ポジショニングを考えるときは以下を意識して考えるようにしてます。
・ターゲットが何を重視して利用しているかを考えてみる
・〇〇にはない価値はなにかで考えてみる


IKEAの場合は4P分析の部分でもポイントになりそうなお話として...

・グローバル企業:原材料の調達、部品を安くできる理由を考えてみる。
地球環境の配慮が大規模で可能では?

などが挙がっていました。
サスティナブルな考え方が細部まであることが伺えます。

成功要因

<講座内成功要因>
低価格+全体(トータルコーディネート)
・ライフスタイル訴求、売り場のエンタテイメント性
・北欧デザイン、環境配慮(サスティナブルな訴求強化)
・ストーリー価値、商品価値は共感がポイント

【わたしの考えたIKEAの成功要因】
・いち早くSDGsの取り組みを行った
→他社競合との差別化+グローバル企業としてのインパクトを出せたのでは?
・暮らしのニーズに合わせた開発計画
→都市型は若者をターゲットにし未来の顧客へのアプローチを取り込み、郊外型はファミリーを固定顧客としてブランド定着を図っておりセグメント領域を広げているのが成功のかぎかなと思った。

この2点がIKEAで印象に残った成功要因かと分析。
皆さんはいかがでしょうか。

この記事がとても参考になったので貼っておきますね。

(ITmediaビジネスONELINE記事参考)

CMO視点

<わたしの場合>
・KGI:製品を生活を通して利用してもらう接点を増やす!
・KPI:
不動産分野に参加する
郊外であればIKEAの私有地はかなり広い土地があるはず。
もう戸建てを立ててしまう(1軒/物件ごと買ってもらう)低価格、デザイン性に優れたをそのまま起用可能。(セットそのまま買い)
教育分野に参加する
幼稚園を作る
スウェーデン式教育、IKEA製品での教育、など
未来に機会点があるもしくは家族を通して接点ができる。

【詳細】
・IKEAの国内店舗は9店舗。
郊外で車がないとなかなかいけず、購入した荷物も大きいし重いことが予想される。結果見るだけで何も買わない。見て満足。チャンスロスをしている。製品を通して企業側が製品にもっと触れてもらえる接点を増やすべきではないかと考えました。なので、その予算が必要。(広告・PR費を上げる覚悟を持つ)
・生活の中に溶け込んでしまえば、あとは体験を通してまた使おう同じものがないかを足を運ぶもしくはECサイトで購入をほぼ決めた状態で来店、訪問するはずなのでチャンスロスは最小限になる。

というのがわたしの考えです。
予算を大きく動かして、企業を変える目線で考えるのであればソーシャルインパクトを巻き起こすくらいのこと考えたほうが面白い。
あくまでも妄想なんでここはなんでもありです(笑)

おわりに

いかがでしたでしょうか。
講座を受けられたかたは、IKEAのことをより深く知り考えたことで変化は生まれたでしょうか。
はじめて読んでくださった方はマーケティングトレースをなんとなくでも分かっていただけたでしょうか。
ユーザー目線、企業目線、競合目線、忙しいですよね....
楽しくやること、フレームワークにあまり囚われすぎてしまうと”ここの空欄埋めなきゃ”と目的を失いがちなのでわかる部分だけでもいいので手を動かして分析してみてください。

では、またの投稿まで.....
最後までお読みいただきありがとうございました!
こま

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