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小郡ぐらし 新山口駅前

在来線と新幹線を結ぶターミナル

新山口駅は2003年までは小郡駅と称されていた。山陽新幹線の停車駅でもあり、また県内のターミナルであり、在来線の山口線、山陽本線、宇部線、小野田線などの他、萩・秋芳洞方面や山口宇部空港直行バスが運行されている。

観光列車「SLやまぐち号」はJR西日本が新山口と津和野間を臨時快速車として運行する。国鉄時代、SLによる定期旅客列車の運転が終了した1975年(昭和50年)12月14日から3年8か月後の1979年(昭和54年)8月1日に運転を開始した。3月中旬から11月下旬までの週末・祝日および夏休み・ゴールデンウィーク時に一日一往復し、鉄道ファンが集まってくる。

新幹線開業時から「ひかり」の一部の停車駅だったが、2003年からは「のぞみ」の一部が停車し、その後「さくら」の一部と2020年3月からは「みずほ」も一部停車するようになった。


小郡駅から新山口駅へ







小郡駅の駅名改称の機運は2003年、新幹線「のぞみ」停車の要望が地元から起きたことから、すでに小郡町が山口市との合併が具体化しており高まった。しかし、元々小郡地区は山口市とは違う自治体であったことが長く、山口市の一部として称されることには少なからず地元民からの反対意見もあった。

山口市では2007年から新山口駅ターミナルパーク整備(基盤整備)を策定計画し、駅の南北を結ぶ自由通路、在来線口(北口)と新幹線口(南口)の駅前広場の整備、路線バス乗り場の集約、タクシーや自家用車の分離などを進。2018年平成30年3月22日、JR新山口駅北口に整備した新山口駅北口駅前広場の全面供用が始まった。総事業費約160億円の巨大プロジェクトで、北口駅前広場はその一翼を担う。コンセプトは「街と駅をつなぐ0番線」
地元食材を使ったカフェスペースやエフエム山口と連携したサテライトスタジオでは公開生放送が行われている。2階部分にある長さ130メートルのデッキ「0テラス」には県内の自生植物が植えられ、山口の自然を感じられるスペースだ。この他、豊かな緑をイメージして木をふんだんに使った交流広場や観光案内所、交流活動ホールも設置されている。山口の表玄関としてのアイコンとなった。

(注)下記添付写真は山口市のHPから転用。

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山口市産業交流拠点施設の建設

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在来線の線路の向こうに見えるのは現在建設中の山口市産業交流拠点建設現場。 北口西側に位置し、多目的ホールを中心に、交流とにぎわい、新たなビジネスを創出する施設として、2021年(令和3年)7月のグランドオープンを目指して工事を進めている。

全体コンセプトは「出会う つながる 生まれる 広がる」。交通結節点である新山口駅周辺の特性を生かして、新たな交流を生み出し、人と人のネットワ-クの構築を図り、新しい知恵や創造性につなげるとともに、ここで生み出される活気とにぎわいを市全体へと広げていく。

多目的ホールでは県内最大の2,000席の収容能力を有し、コンベンション、展示会等のほか、音楽コンサートや演劇、ライブビューイング、市民活動の発表の場として利用できる。産業交流スペース、公的機関等オフィス、フィットネス施設、人材育成施設の他、民間経営による居住空間なども計画されている。

客観的にみると県内ではかなりアクセスが良い立地条件なので、この交流施設によって、流れが変わることを本当に期待したい。

実は不思議なくらい、この駅周辺は商業施設も少なく賑わいがないので、どう変化するのか楽しみだ。

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