Japan for Curious Connoisseur

地域の食を中心にヒト・モノ・コトを独自の視点で発信します。「やまぐち食べる通信」(食材…

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地域の食を中心にヒト・モノ・コトを独自の視点で発信します。「やまぐち食べる通信」(食材付きの会員制情報誌2020年4月休刊)で4年間かけて伝えてきた情報発信を拡大発展させ、より多くの「目利」(めきき/connoisseur)にその情報を楽しんでもらうことを目的としています。

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日本目利倶楽部について

日本目利倶楽部の英語名はJapan for Curious Connoisseur。 30年ほど前にイギリスの美術品競売会社Christie'sが運営するChristies's Educationでルネッサンス以降の西洋美術近代史の専門コースを修了しました。そこではⅽonnoisseur(美術鑑定家)の育成が目的で、多くの角度から鑑定眼を養う授業が行われました。作品をしるだけではなく、時代や地域を知ることは大事なポイントで、知識を得ることは当然のことながら実際に現場に行き自分

    • 小郡ぐらし 新山口駅前

      在来線と新幹線を結ぶターミナル新山口駅は2003年までは小郡駅と称されていた。山陽新幹線の停車駅でもあり、また県内のターミナルであり、在来線の山口線、山陽本線、宇部線、小野田線などの他、萩・秋芳洞方面や山口宇部空港直行バスが運行されている。 観光列車「SLやまぐち号」はJR西日本が新山口と津和野間を臨時快速車として運行する。国鉄時代、SLによる定期旅客列車の運転が終了した1975年(昭和50年)12月14日から3年8か月後の1979年(昭和54年)8月1日に運転を開始した。

      • 小野さんの長州ジビエ

        天然の恵みであるジビエ。命への感謝する気持ちとともに ジビエの美味しさを多くの人に知ってもらいたいと、 静食品(株)社長の小野康行さん(67歳)は西へ東へと熱中行脚。 この記事は、2017年1月発行の「やまぐち食べる通信」第六号からの抜粋です。 粗末にしない、生態系のバランスを保ち、共生する中国山地の西端の山々に囲まれた下関市豊田町。豊かな自然が残るホタルの里でもある。この里山にシカやイノシシなど鳥獣被害に悩む下関市が、平成25年、下関市豊田農業公園に設立したのが「みのり

        • 二拠点生活 小郡の暮らし (はじめに)

          山口県に頻繁に通うようになり、「やまぐち食べる通信」を創刊するようになるまでに3年くらいかかりました。2012年秋頃から2016年春頃の期間は年に5回から10回、主に元々縁があった萩が中心でした。「やまぐち食べる通信」の取材がはじまると、次第に山口県内のあちこちに活動が広がり、ほぼ毎月、多い時では月3回と山口と東京との行き来が増えました。 2018年3月に突然、それまで金融機関で投資顧問業や法務コンプライアンスなどの仕事に従事していた夫が、山口県内にある顧客先の資産の運用管

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        日本目利倶楽部について

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        • やまぐちの場所 むつみ(萩市)
          2本
        • やまぐちの場所 日本海〜北浦街道
          1本
        • やまぐちの場所 豊田(下関市)
          1本
        • やまぐちの場所 三見(萩市)
          1本

        記事

          伝統の延縄漁、そして周防鱧とは?

          2017年6月11日、場所は山口県周南市。 JR徳山駅からほど近い徳山港に向かった。 待ち合わせは夜10時。待ち構えるのは漁船。 そう、『やまぐち食べる通信』1年振りの漁現場取材だ。 今号お届けする鱧はいかにして獲られるのか? 延縄漁とは一体・・・?? 高鳴る期待を胸に船に乗り込んだ。 この記事は、2017年7月発行の「やまぐち食べる通信」第九号からの抜粋です。 23:30 〜 1:30 延縄を仕掛ける 夜10時半、取材スタッフをのせた一隻の船が徳山港を出発する。鱧とい

          伝統の延縄漁、そして周防鱧とは?

          やまぐちの人 渡邊規夫さん

          徳山ふくセンター株式会社 取締役副社長 鱧の本当の味を、 『周防鱧』を多くの人に味わってもらいたい。 11年前にここで働き始めましたが、それまで実は鱧が嫌いだったんです。徳山にいながら食べていたのはスーパーで売られている湯引きくらいで、正直何が美味しいんだろう?と思っていました。ここに来て初めて鱧を食べたとき、こんなに美味しい魚だったんだ!と本当に吃驚しました。 おそらく苦手な人は鱧は生臭いものと思われていると思います。私もそうでした。それは底引き網や立て網で獲られたも

          やまぐちの人 渡邊規夫さん

          竹重さんのはぜ掛米

          建設業との2足の草鞋をはきながら、 安心安全にこだわる完全無農薬米を、 昔ながらの天日干しで作る竹重聡さん(54歳)。 自ら作って自ら売るという農業の一元化を目指し、 売れる農業の仕組みを作るために奔走する。 この記事は、2016年12月発行の「やまぐち食べる通信」第五号からの抜粋です。 知ってもらう、食べてもらう、やってもらうを広める9月下旬、黄金色の稲穂がきらきらと揺れている田んぼに、カマを持った23人の子ども達と保護者たち、ボランティアの高校生など大勢が集まった。竹

          竹重さんのはぜ掛米

          やまぐちの場所 むつみ(萩市)

          大地と命のむつまじい共生2005年に萩市に統合されるまで、むつみ地区は約50年間「むつみ村」という日本で唯一の平仮名の地名がつけられていた。 日本海側でも県北に位置する標高400~500メートルの山間の地だ。細いでこぼことした山道を通り抜けて広がる田園風景は都会人にとっても理想郷であるだろう。 自然に恵まれた四季の移り変わりが美しく、春には野生の芹やクレソン、用水路に自生する蜆、初夏には池でとれる蓴菜、夏には一面のひまわりロード、そして秋には黄金色の稲が輝く。 特にこの

          やまぐちの場所 むつみ(萩市)

          やまぐちの場所 日本海〜北浦街道

          魚火に誘われ、イカ街道をゆく 日本海沿いに下関から北へ、長門、萩を通って島根県の益田に抜ける国道191号線。 やまぐちの最西端から日本海をなぞるように走る道を、地元では親しみをこめて「北浦街道」と呼ぶ。何度も山口に通うようになって初めて知った街道名だ。 百数十キロにわたり街道沿いは、青い海と美しい風景が広がる景勝地も多く、観光スポットが集中するエリアだが、日本海のイカ街道ともいえる、イカの漁港を多く有するところでもある。 日本列島の3.5倍の面積を持つ日本海は、南から

          やまぐちの場所 日本海〜北浦街道

          やまぐちの場所 三見(萩市)

          歴史を残す豊饒の地萩市街から西方10km にある人口1300人ほどの小さな集落三見地区。 江戸時代には、萩と下関とを結ぶ赤間関街道の宿場町として栄えたところだ。 日本海に面した漁港や漁村は北長門海岸国定公園の一部で、無人島や岩礁があり、釣りの穴場としても有名だ。 村の中心を流れる三見川によって開けた、山間の谷間に形成された集落には、宿場町の名残りのような古い街並が残っている。 大正時代に造られた三見川にかかる珍しい石造りのアーチ橋は、「めがね橋」の通称で親しまれている 登録有

          やまぐちの場所 三見(萩市)

          やまぐちの場所 豊田(下関市)

          ホタルといで湯の里 豊田町は山口県西部の最高峰といわれる崋山をはじめ、山々に周囲を囲まれ、ホタル、バーバキュー、果物狩り、ワカサギ釣りなど、四季を通じて自然の恵みを楽しめるところだ。 山あいの町ながら赤間関街道、肥中街道・長門街道が通り、交通の要衝として栄え、安徳天皇陵、近松門左衛門生誕の地など歴史ある地でもある。 長門から下関に向かって山頂まで続く狭い道を車を走らせると、下関の全景を360℃見渡たすことができる。 段々畑やゴルフ場、豊田湖、温泉‥情緒ある風景に癒やされる

          やまぐちの場所 豊田(下関市)

          井上さんの「百姓の塩」

          向具津半島の西のはしっこにある油谷湾。 青い海は海底の小石が見えるほど澄んでいる。 この地に魅せられ移り住んだ井上雄然・かみさんご夫妻。 美しい油谷湾の海水でつくる「百姓庵の塩」はすべて手作業で、 ひと手間にかけた塩への想いがぐっと詰まっている。 この記事は、2016年3月発行の「やまぐち食べる通信」創刊号からの抜粋です。取材した時は2015年の夏。山口の食を紹介するときに、一般jに思いつく産物やツーリスティックな地名ではなくて、その場所を紹介するのに、向津具(むかつく)と

          井上さんの「百姓の塩」