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Apple AirTagの致命的な欠点②

もうポケットに入れるものはiPhoneとAirPodsだけと決めました。メイテイです。


AirTagでは縦の座標がわからない

終着駅に着いてから、すぐさま駅構内を探し回りました。

位置情報に頼りたいと思いながらも、多くの忘れ物が駅に届けられることはすぐに思いつきました。改札内を歩いているとAirTagから音を鳴らせるタイミングがあり、その場で鳴らしたときに駅員が反応したように見え、尋ねました。答えはノーでした。焦るほど時間が溶けていきます。

どうしても、平面座標では核心に近い位置情報がわかりません。ターミナル駅の構内では地下通路が多すぎて、GPSの正確さがまったく信頼できないからです。
探している途中でも、持っているiPhoneの位置情報が何度も不安定になりました。加えて、AirTagの位置情報は3次元ではありません。
たとえばこれが公園であれば面で探すことができますが、地下空間に根のように広がった立体構造物であるターミナル駅では、同じ位置座標でも各階を回って手探りするしかありません。

ホームにある可能性も考えて、エレベーターで上がると「もう終わりです」と警備員に止められました。「落とし物をしたんです。この近くにあります。鍵が入っているんです」と、またガチャガチャと喋りました。
あまりの必死さが伝わったのか、あるいは警戒する必要がないことを悟ったのか、警備員はホームの駅員に落とし物の届け出がないか聞いてくれました。しかし当然のように、そこにもありませんでした。

あとになって知ったことですが、駅構内での落とし物は改札、ホーム間で共有されています。つまり、一箇所で聞けば、それ以上の情報が手に入ることはほぼありません。
この日は時間をロスしたまま、終電で動ける範囲を見定め、なんとか泊まれる場所を見つけて移動しました。


長くなってしまったので、これからの話はまた書きます。


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メイテイ
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