もいもい@絵本メモ
◎もいもい ボードブック (あかちゃん学絵本) 0~2歳児向け 絵本
言わずと知れた超有名な赤ちゃん向け絵本。
東京大学あかちゃんラボが研究し、作っただけあり、赤ちゃんウケは保証付き。
幼児向け番組「シナぷしゅ」にももいもいのコーナーがあるほどの人気。
ストーリーはなく、表紙のもいもいたち(?)がいろんな形になったり大きくなったり小さくなったりする。今でこそ普通に見ているが、はじめて見たときはシュールな絵柄にたいへん驚いた。
文章も、基本「もいもい」「もーいもい」などと言っているだけ。最早オノマトペなのかすら分からない。けれど赤ちゃんは見る。不思議すぎる。
息子氏も甥っ子も低月齢のころ大変楽しんだ絵本であるが、読み手の高度な演技力を要求される。なぜならほぼ「もいもい」しか文章がないから。棒読みでもいもい言ってても絵柄である程度は興味をひけるが、やはり感情豊かに読んだほうがウケる。
参考までに、私と姉が考えたもいもいの設定を記しておく(とてもくだらないが)
赤い方は「もいもい先輩」青い方が「もいもい後輩」。先輩は熱血キャラ、やや低めの声、後輩はクールキャラ。やや高めの声で読む。絵本もいもいは、先輩が後輩にもいもいたる生き様を教えるというストーリーである。
先輩の熱さに後輩はやや引きつつも、正しいもいもいになるために先輩についてゆくうちに、先輩との師弟関係を築いてゆく。
そもそももいもいって何とか考えたらおしまいだ。私と姉が産後のボケた頭で考えたストーリーや設定が、もいもいを読み聞かせする際の参考になれば幸いである。
どこの書店でも大体手に入るし中古もたくさん出ている。だからといって、気軽に手を出すのはオススメしない絵本である。いかに自分を捨てて全力で演技し読み聞かせをするか。あなたのスキルと覚悟が試される。
だいぶふざけてしまったが、私にとっては非常に思い出深く、そして普通にいい絵本なのでみなさま是非赤ちゃんに読み聞かせをしてあげてほしい。
絵の見やすさ
★★★★★
リズム
★★★★☆
入手し易さ
★★★★★
息子氏のお気に入り度
★★★★☆
総合評価
★★★★★