あれから一年(芋けんぴを食べすぎるのが悩みになるまで)
あれから約1年。
正確には1年と3ヶ月が経ちました。
今の状況は不安定な安定という感じ。
「私の最近の悩みは「芋けんぴ」を食べすぎることなんですよー」
とテレビの中の人が言っていて、末っ子と、なんて軽い悩みなんだって笑ってから、
私も芋けんぴを食べすぎるのが悩みになりたい。それが目標なんだけど、、、それはまだまだ先みたい。
上のこは、結局高校を休みすぎて単位が足りず留年が決定した。そうなった瞬間は悲しかったけど吹っ切れて、そのタイミングでもう数ヵ月寝込んだままの彼をふわっと誘って、通信制高校に見学に行った。
行くときは何で行かなきゃいけないんだ!とプリプリ怒っていたけど、怒りながらも行ったから、やっぱり未来に進みたかったんだと思う。
見学中に、たくさんいる人たち(今日が初日の人たちも40人くらいいて、不安そうな、わくわくしたような、顔をしていた)を見て、
明るい顔になり、帰る頃にはすぐに転学を決意していた。
タイミングがよかったらしい。
早く決意したことで、頑張って単位を取れば学年は下がらないでいけそう。
同級生と同じ時期にこちらも卒業できるみたい。3ヶ月遅ければ卒業が半年遅くずれていたかも、と。
だから、今もし同じように悩んでいる人がいたら、少しでも早く決意することをおすすめしたいなと思います。
生徒数は、この学校の生徒だけで1000人以上。悩んでいるのは君だけじゃないよ。案外多いでしょう?
そして通信制高校ってどんな感じ?という感想は、1年通ってみたけれど、
なかなか友達を作ることは難しいかも。
なぜなら取る授業や時間が、それぞれバラバラすぎて、
まず同じ人と同じ授業(3回くらいで終わったりもするのかな)を取ることが、奇跡。
だから気楽とも言えるかも。授業を数回受けてレポートを出したら単位がもらえる。
あと、お休みがめちゃくちゃ多いです。
親としては通信制高校に行きだして、ずっと家にいた子供が家から出るだけでも、ほっとすると思いますが、、、
すぐ帰ってきます(笑)
朝9時に行ったのに、昼前にはただいまー。
週に1~2日しか学校に行きません。
あと長期休みも多いし、文化祭や修学旅行はないし、授業の中身も簡素だと思う。
だから深夜じゅうチャットしながらゲーム三昧、朝に寝て夜に起きる、ダメダメ生活は3年目に突入しました、、、
ゲームに依存しすぎちゃう気持ち、実は少しはわかる気もしていて、、、
顔は知らない、いつものメンバーと楽しそうにおしゃべりしながらゲームをしていて、
夜中にうるさーい!といつも家族に怒られているけど、
友達と話す
っていう、いまの生活に足りなくて、さみしい部分を満たしてくれるのだと思う。
(オフ会があって、はじめてみんなで会うから、その時に着る服買いにいくの付き合ってよ。って言われて、
当日は何年ぶりかにおしゃれして、朝早くに出かけていった。
飛行機で来てくれた、ゲーム友達たちを観光案内して夜まで一緒に遊んで、楽しかったみたい。フフ)
大学には行きたいらしい。だけど、ゲームは、やめないみたい。勉強もしない。バイトとたまにある授業はまじめに行ってます。
同級生の親と、ばったり会ってしまい、立ち話。
噂で、高校をやめて今通信制高校だと、知ってるのかな?なんて感じながらも、自分からは言わないままで、なんとなく気まずい、、、堂々と言えればよいんだけどね。
そんな長男です。親の悩みは芋けんぴよりまだまだ重い。
自分のアルバイト代から自分のお昼代を出し、時々弟や妹におひるごはんやお菓子を買ってくれています。
兄姉弟がお互いを心配しあい、優しくしあうようになってきました。
さて、つぎは真ん中のこ。
習い事でコーチのしごきにより、うつになり、2年間不登校だったのですが、
3年目の学年が変わった春、、、
多分早く寝ていたし行きたい気持ちはあったみたい。、、、だけど。
初日に行けず、、、
夕方に、転校できるみたいだけど、どうする?って聞くと、お布団の中から、
転校したい。
とはじめて気持ちを話してくれた。
住んでいる自治体によって違うかもしれませんが、
徒歩圏内なら校区外(もしかすると市外でも大丈夫かも)の中学に転学ができることを知り、市役所に相談してみようかなあと考えていました。
隣の学校には転校した友達がいるし、
別の学校にも幼稚園で通っていた時の顔見知りもいます。
ところが、その日の夜、親友からラインがきたみたい。
「同じクラスで席も隣だよ」
って。
お布団からでて、リビングに来て、
ねえねえママ、○ちゃんと、
同じクラスで席も隣だって!
えー!そんな奇跡ある!?
と盛り上がって言ってみた。
えー。でも行くなら痩せておけばよかったー!って。
不登校で落ち込んでいる時に、
縮毛矯正でサラサラのストレートヘアになったら、毎日毎日髪をしっかり乾かしてヘアオイルをつけて、自慢の髪が嬉しい彼女に、
サラサラの髪の毛やっとみんなに、見せれちゃうね。
えー!
ニコニコ部屋に帰るお姉ちゃん。
弟と私は、目配せをしあった。
、、、行くなら痩せておけばって言ってたね?
、、、もしかしたら、、、?
、、、だめでもがっかりしちゃだめだよ、ママ
、、、うん、もちろん!でもでももしかして、、、?
次の日の朝。
お姉ちゃんが、朝早くに起きていた。2年ぶりの制服は、凄く窮屈になっていた。
照れ笑いしながら、
イカの真似ー!って変なダンスをしていた。
笑って動画を取った。
行くのかな?行くのかな?
弟は、平静を装っていた。
いってきまーす。待ち合わせしてるから。
つぶやいて。
ドアがしまって、振り返ると、弟が号泣していた。私も泣いた。
学校にはたくさん親友がいる。恥ずかしい気持ちが邪魔をして行けなかったけど、今日は楽しい1日を過ごしてくると思う。
ヘトヘトだけど、2年間勉強は全くしなかったので、ちんぷんかんぷんだけど、友達とのおしゃべりが楽しくて、楽しくて。
毎日ニコニコ通うようになりました。
でも、数ヶ月たち、思うようにいかないことが増えてきた。
アルトリコーダーのテスト(触ったことがない)、吹けない、、教えてあげるよって言っても、やだ、、、って。
数学の授業では必ず、全員が数回ずつ順番にあてられるのだけど、おそらく簡単な質問をしてくれているのに、答えられない、、、、
そんなことが続き、数学のある日はお休みしたくなったみたい。
自分だけ恥ずかしい思いをする
昔、
自分だけ、個人演技がもらえなかったこと。個人演技の練習の時間は、1人だけ団体演技の練習をしていたけど、団体メンバーから外され補欠になってしまったこと。
自分だけ痩せるまで2時間1人で、体育館の中をランニングさせられていたこと。
恥ずかしい気持ちを、
私は大丈夫だよ
って笑ってごまかしていたあの日々が、
フラッシュバックしたのかな、、、
自分を守ろう。って心が働いたみたいで。
週に1日のお休みが、2日になり、3日になり、、、、
とうとう9月頃からは行けなくなってしまいました。
もう、行きなさいよとは、言えない私達です。
どういう気持ちなのかは、
もう、わかっているから。
修学旅行だけは行けて、とっても楽しそうでした。
そしてやはりそんな自分に落ち込み、1日のほとんどを、寝ています。
深夜に部屋から笑い声がするとホッとします。深夜の爆笑、、、こわいけど(汗)
ただ、絵を描くことは大好きなので、
週に1度の画塾の日だけは起こさなくても朝8時半には起きて、夕方まで、電車に乗って遠くまで、元気に絵を習いに行きます。
デッサンはかなり上達して、毎日絵の練習をしています。
恵まれた環境の、美術系の高校にも憧れはあるようで、何度も見学には行きました。
受験に合格して、行けたらきっと本人も嬉しいけれど、、、、
勉強をすることは拒否してしまっていて、どうしても心の壁を乗り越えるきっかけを掴めないまま、12月になりました。
頑張れ。
でも頑張れなくてもいいよ。
弟はまだ5年生だけど、
そんなお姉ちゃんに、母が仕事から帰るまでにオムライスを作ってあげたり、おこづかいから自販機でコーラを買ってきたり、
そんなさりげない優しさで、応援してくれています。
父親は、相変わらずマイペース。
赴任先が近くなり、しょっちゅうお姉ちゃんに会いにかえってはきますが、お姉ちゃんとどこに遊びに行くかばかり考えているみたい。
そのほかのことや、生活費が足りないこと、弟の習い事にも無関心で、チームのジャンパーを購入できていないことを知っていても、膝が破れていても、車がなくなってみんなでお出かけできなくても、特に何も考えていないみたい。
児童手当を取られてしまい、自家用車は処分されてしまい無くなって、ますますわが家は貧乏で、色々と壊れていくものがあり、台所の電気はチカチカしていて、掃除機もお風呂のふたもありませんが、、、
幸せじゃないのか?と聞かれると、何故だろうね?幸せなんです。
ごはんも食べれたし、今日はシュークリームも食べたし、ねこたちは私達を癒してくれて、私と子供4人ニコニコ笑って1日を過ごせたし。
お金が嫌いになりました。
お金はなくても幸せにはなれる。
DVを理解するようになってきた子供達。
習い事のお父さんコーチたちと比べたり、
圧倒的に足りない愛と、煽り運転をするような激しい性格と、自分がいないところではお腹空いていても知らないけど。という無責任さ。
どうしてあの人と結婚したの?新しいお父さんが欲しいなー
優しくなくてもいいし、かっこよくなくてもいいし、普通の普通の普通の、みんなと同じようなお父さんでいいんだけど、、、。
なんか、その言葉にはっ!としました。
離婚して片親になるよりはいいんじゃないかなと思っていたけど、
家族全員が軽くうつ状態にある今、それが良かったのかどうか、、、
離婚。ということを10月から検討し始め、
法テラスに相談にいき、
婚姻費用分担請求という、生活費をもらうための手続きを教えてもらいました。
経済的DVに悩んでいた18年。もっと早く知っていれば良かったなと思いました。
生活費を下さいって、要求できる申し立てができるんです。過去にはさかのぼれないため、早くだすほうが良いです。
相手の反応がこわい?
、、、わかります。同じです。
でも頑張ろう。
そして、明日、離婚調停と、婚姻費用分担請求の書類を、裁判所に出しに行きます。
用紙はお姉ちゃんが印刷してくれて、みんなで文面を考えました。これを子供に手伝ってもらうってどんないえー?とみんなで笑いながら。
離婚は大きな決断だけど、ずっと停滞して身動きできなかった自分たちよりも、
前に進み出した今のほうが、自分たちらしいって思い、思っていたよりも足取りは軽やかに進んでいます。
きっと数年後にはみんなでまた笑っているはず。
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