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どえりゃあ気になる名市博 ―あなただけの“推し展”に出会おう!― 〈昭和レトロ特集〉

※推し展とは、推し展示資料のことです。

こんにちは。名古屋市博物館サポーターMAROです。名古屋市博物館サポーターMAROとは、名古屋市博物館を盛り上げるためのイベントを企画、運営している名古屋市立大学の学生団体です。現在私たちは、Twitter、Instagramで名古屋市博物館の展示資料をMARO部員独自の視点から紹介し、その魅力を発信しています。このブログではSNS上で発信した情報をさらに深掘りしたり、新たな展示資料を紹介したりしていきます。

今回のブログは「昭和レトロ」特集の振り返りです。


名古屋市博物館には、尾張地域の様々な展示資料が時代順で展示されています。先史・古代から近世までの展示資料は、どちらかというと「教科書で見たことがあるもの」というような印象が強いかも知れませんが、近現代の展示資料は令和を生きる私たちにも馴染みの深いものが多くなっています。私自身も、昭和の展示はついつい足を止めて見入ってしまいます。

また、最近では若者たちの間で「レトロブーム」も起こっています。昭和の時代を感じさせる展示資料には、その当時には生まれていなかったはずの私もなぜか懐かしさを感じ、ほっこりとした気持ちになります。

様々な魅力を持った名古屋市博物館の昭和の展示資料。今回は、そんな展示資料を少しずつですがご紹介していこうと思います!このブログでは、Twitter、Instagramには載せていない展示資料も紹介しています。☆マークを目印にして下さいね。

【クレヨン、クレパス】昭和時代

まずはこちらのクレヨンとクレパスです。私も幼稚園・小学校のときにクレパスを使っていた記憶があるので、当時からロゴのデザインは変わっていなかったのだ!と驚きました。昭和の展示資料たちの魅力の一つが、私たちも使ったことがある、馴染み深いものたちの過去の姿を見ることができるという親近感だと思います。クレヨンやクレパスの近くには昭和以前の学校で使われていた教科書やノートなども展示されていますので、それらを見ながら当時の学校生活に思いをはせてみるのも面白いかも知れません。

【お菓子の箱と人形、うちわ】昭和時代

そしてこちらはお菓子のパッケージたちです!「博物館」というとどこかお堅い、真面目な史料ばかりが展示されているような気がしますが、こんな遊び心にあふれたものたちも展示されているんです!当時のお菓子のパッケージには中を開くと工作の台紙になるものもあったようで、お菓子を食べる子どもたちを楽しませたい!というメーカーさんの工夫が感じられますね。後ろにある見覚えのあるキャラクターのうちわは実際に見るとなかなかのインパクトで、何回も見ているはずなのに目が合ってドキッとすることが未だにあります(笑)

【ちゃぶ台、ダイニングテーブル】昭和時代



昭和の食卓の様子です。ちゃぶ台の上に乗っているお皿の中には、ちゃんとおかずのアジの開きが置かれているんです!このちゃぶ台の隣には「箱膳」という明治から大正にかけて使われていた一人分の食器を乗せて使う台も展示されているのですが、その中の茶碗とお椀にもご飯や味噌汁がきちんとよそわれていて、それがなんともおいしそうで見ているとおなかが空いてきます。ダイニングテーブルにも食器や鍋などが置かれていて、当時の様子が細かいところまでリアルに再現されています。みなさんのお家の食卓には、どんなものが並んでいますか?

【火のし、炭火アイロン、電気アイロン】昭和時代

続いてはアイロンの移り変わりの展示です。今は電気アイロンが主流でスチームが出るものもありますが、以前は炭火の熱を用いていたんですね!でも炭を中に入れて使うのでとても重い上に、温度調整ができないので衣服を焦がしてしまうなんてこともあったそうです。そう考えると、今の電気アイロンの使いやすさにはありがたさすら覚えます。アイロンの他にも、冷蔵庫やテレビ、洗濯機など、様々な家電製品の移り変わりが展示されているので、ご自分のお家にある家電たちと比べてみてくださいね!

【電気炊飯器、ジャー、電子ジャー】昭和時代


炊飯器とご飯を保温するジャーです。展示資料たちの中でも家電はまさに「昭和レトロ」を感じられるもののように思います。私は真ん中のジャーの少し色あせたような淡いブルーが可愛らしくて好きです。電子ジャーの花柄も昭和のキッチン用品と言えば!というデザインですよね。私も祖父母の家にこんな感じの花柄がついた鍋やポットがあったので、懐かしい気持ちになります。

☆【かき氷製造機】昭和時代



これまたインパクト抜群なのが、この真っ赤なくまちゃんです。「かわいいもの特集」でも紹介したので、ご存じの方もいるかもしれません。このかき氷製造機の周りには茶色っぽい展示資料が多いので、順番に展示資料を見ていったときにパッと目を引く存在でもあります。この「きょろちゃん」、1970~80年代に多くの家庭で使われていた大人気商品で、なんと2016年には製造元のタイガーから復刻版が発売されているんです…! ハンドルを回すとくりくりのおめめがきょろきょろと左右に動く仕組みになっているので、楽しくかき氷を作ることができますね。「昭和レトロ」のかわいらしさが感じられる、代表的な展示資料だと思います。

ここまで今週の特集で取り上げた展示資料を一挙まとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか? 当時を知る世代の方々にとってはきっと懐かしく、若い世代の方々にとっては新しくもあり、でもなぜか懐かしい。誰が見てもノスタルジックな「エモさ」を感じられるのが、昭和の展示資料たちが持つ魅力なのではないかと思いました。もちろん、博物館には今回ご紹介した以外の昭和の展示資料たちもたくさんありますので、是非実際にご覧になって「エモさ」に浸ってみてくださいね!ここまでお読みいただきありがとうございました!

次回は「形が面白いもの特集」です。展示資料の“形”に着目して、不思議な形の展示物をご紹介していきます!お楽しみに!

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