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どえりゃあ気になる名市博 ―あなただけの“推し展”に出会おう!― 〈かわいいもの特集〉


※推し展とは、推し展示資料のことです。

 こんにちは。名古屋市博物館サポーターMAROです。名古屋市博物館サポーターMAROとは、名古屋市博物館を盛り上げるためのイベントを企画、運営している名古屋市立大学の学生団体です。現在私たちは、Twitter、Instagramで名古屋市博物館の展示資料をMARO部員独自の視点から紹介し、その魅力を発信しています。このブログではSNS上で発信した情報をさらに深掘りしたり、新たな展示資料を紹介したりしていきます。

 今回のブログは展示資料の中でMARO部員がかわいい!と感じたものを紹介していきます!みなさんもぜひ博物館で自分にとっての💖かわいい💖を探してみてください!

 このブログでは、Twitter、Instagramには載せていない展示資料も紹介しています。☆マークを目印にして下さいね。

☆【壺(つぼ)】弥生時代前期

 一見何の変哲もない壺ですが...?よく見ると口のふちにフリルのような突起がめぐらされています🔍何故このようなデザインになったのでしょうか?オシャレな壺になっていますね!

【鳥鈕蓋(とりちゅうふた)】平安時代

 これは平瓶という陶器の蓋に使われていたと考えられています。鳥の形が模してあり、目やくちばし、羽毛が線で描かれています🦜つぶらな瞳がとてもキュートですね!

【志野織部筒向付(しのおりべつつむこうづけ)】桃山時代~江戸時代前期

 この焼き物について紹介します。横から見るとハート型のような穴が空いていてかわいいですね!実はこれハート♥️ではなく、「猪目(いのめ)」という日本古来の文様で、多くのお寺などでも見ることができるものなのです!

☆【宮本陣南部家資料(みやほんじんなんぶけしりょう)】江戸時代

 宮宿(熱田)にあった赤本陣南部家の資料であり、南部家の家紋である対い鶴(むかいづる)の飾瓦です。軒丸瓦か鬼瓦か、使用された場所はわかりませんが、取り外された後に加工されて、壁にかけられるようになっています。羽を広げて向かい合っている鶴が優美なイメージを与えてくれます。

【兎形手焙(うさぎがたてあぶり)】江戸時代後期

 手焙とは、寒い時期のお茶会で暖をとるための小さな火鉢です。丸まったフォルムや少しうつむいたしぐさ、ちょこんとした手や尻尾がかわいいですね🐰後ろから見ると背中に穴が空いていますが、ここから灰や炭を出し入れしていました。だるまのような形にも見えますね。江戸時代にはウサギ以外にもタヌキやヤギなどの動物の形をした手焙があったそうです。こんなにかわいい手焙があったら、体だけでなく心もほっこりしちゃいますね。

☆【鉄絵牡丹唐獅子文行灯皿(てつえぼたんからじしもんあんどんざら)】江戸時代後期

 行灯とは、江戸時代に普及した照明器具です。油皿に注がれた油に木綿などを浸し、火をつけ、明かりを灯します。行灯皿は油皿から垂れた油を受ける器です。絵付けされたものもあり、風景や草花、動物が施されることが多いようです。獅子の体に描かれているうずまきのような模様は毛並みでしょうか?私はお花の模様に見えました。どちらにしても、かわいいですね🏵

☆【ルス雲龍文貼付瓶掛(るすうんりゅうもんはりつけびんかけ)】江戸時代後期

 瓶掛とは小さな火鉢のことです。この瓶掛の両側に注目すると、何か動物の顔のようなものがありますね。実は獅子の頭が付いているのです。可愛らしいですね🦁この部分は装飾として付いているだけのものですが耳と呼ばれており、今回のように耳が両側に付いている場合は双耳と言います。この瓶掛は深い緑色であったり、側面の凝った施しであったりと、見どころがたくさんあって面白いですね。

☆【獅子の籠細工(復元)(ししのかございく)】江戸時代後期の復元(製作は平成)

 籠細工は江戸時代後期に全国で流行した見せ物です。爪が4つ、牙もあるという力強そうな見た目ですが、よく見ると丸っこい体やくるくるした眉毛など、かわいらしい部分もありますね🦁

【蜻蛉文七宝手箱(とんぼもんしっぽうてばこ)】明治時代後期

 七宝とは、金属にガラス質のうわぐすりを施した工芸のことです。「蜻蛉文七宝手箱」は川口文左衛門という製造者が最新かつ高度な技術を用いて作り上げた珍しく貴重な七宝です。花が浮き出たような形がかわいいですね❁その花の形の中にたくさんあるトンボの文様や、輝く銀と紫が使われているところにも注目してみて下さい。

【かき氷製造機(かきごおりせいぞうき)】昭和時代

 愛称はきょろちゃんです。目がくりくりしていてかわいいですね🐻氷を削る時に目が動くのですが、その様子もきっとかわいらしいことでしょう。

 以上、MARO部員による名古屋市博物館展示資料の「かわいいもの特集」でしたが、いかがだったでしょうか。

 名古屋市博物館には他にも魅力的な展示資料がたくさんあります。興味を持った方はぜひ足を運んでみて下さいね。最後まで読んで頂きありがとうございました。

 次回は「使い方がわからないもの特集」をお届けします。見たことはあるけれど、使い方はわからないアレ…の紹介をしていきます!お楽しみに!

 1月9日からTwitter、Instagramで、『どえりゃあ気になる名市博 ―あなただけの“推し展”に出会おう!―』と題して、名古屋市博物館の展示資料の魅力を発信していますので、ぜひフォローして投稿を見ていただけると幸いです。

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 また、1月4日から名古屋市博物館でMARO部員が作成したパネルの設置、フリーペーパーの配布を行っています。ぜひお越しください。

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