ゆっくりと今日の私を始めています。
おはようございます。
みなさまはどんな1日を始めていますか?
私は相変わらずギックリ腰対策のサポーターベルトを巻いている日々です。
接骨院の先生には「気を付けないともっとやっちゃいそうな状態」という
強い注意を受けて戦々恐々としながら年末に向かっている所です。
なにせ年末年始は病院はお休みになりますから。
先日、久しぶりに「かもめ食堂」という映画を観なおしました。
主演の小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんのお3人が大好きな私としてはキャスティングだけで最高!だったのですが、
観れば観る程に今の私に刺さる作品であると感じました。
現在だから、深く刺さるということもあるんだな。
もたいさんの「長年の両親の介護が終わり、言い方は悪いけれど、やっと足枷が取れたという気持ちなんです」
この足枷という言葉…重たく辛い言葉ですが、心の深い所でツンと刺さりまくっています。
片桐さんの「どこでも良いからどこかへ行きたかった」
小林さんの「別に日本じゃなくてもいいんだ」
ずっと社会で働いてきた大人の女性の切実な気持ち。
まぁ映画の設定上の彼女たちにはある程度のまとまったお金があるから出来ていることではあるけれど、お金ではどうしようもない「生きづらさ」がセリフの端々にあって、
大好きだった父を2年の自宅介護と6年の施設生活の後に看取り、
今、幼少期よりまったく愛せて貰えなかった水と油の母の介護という
人生の難関の中にいる私としては、
介護ストレスの中で脱毛症になり、頭を洗えばたくさんの髪が手に絡みつき、
ドライヤーを掛ければ、洗面台に大量の髪が落ちて、皆が眠りに就いた深夜にひとり、三面鏡に向かい薬を付けている虚しい夜。
長い介護生活で自分の貯金も使い果たしてしまい、これから先が怖くてなりません。
でも怖いという気持ちがストレスを増してしまうので、
とにかく今は年金受給時を65歳と考えて、それまでの間にパートを探して
生活を立て直すことを考えなくてはと思っています。
世の中にはヤングケアラーの方や介護離職をして奮闘されている方もおられるので、私だけじゃないんだ!と自分に言い聞かせています。
そして、いつかその先に「かもめ食堂」の3人のように、新しい自分の人生を見つめ直す生活を楽しくするために「今できること」を考えながら「頑張れ」と自分の心に応援しています。
お仕事が順調の方も、そうでない方も、
人間関係が豊かな方も、そうでない方も、
私が知らないだけで、スーパーでレジ待ちの前の人や
バスで隣に座った人や、通りすがりの人も、親の介護の為にと20数年ぶりに同居を始めた高校の同級生も、
同じように自分に「頑張れ」って鼓舞しながら生きているのかもしれない。
みなさん、辛くなったら、ちょっと美味しいお茶でも飲みながら一息ついて
今日も頑張りましょうね。
無理は禁物。
私もしつこい母の言葉には耳をザルにして・・・。
そろそろ昼食の支度です。