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ウクライナ戦争から学んだこと -弱い日本の情報リテラシー現状-

こんにちは、明成法務司法書士法人の代表 髙橋遼太です。
ウクライナ戦争について連日メディアで報道され、私たち日本人も人ごとではない思いから、これからの日本の未来について考えた人もいたと思います。

しかし、これからの未来を担う若い人たちの関心という面で、また自分ごととして考えることができた人という点では、憂慮すべき状況なのではと感じることもありました。
今回は、私なりに感じたウクライナ戦争からの学びについてお伝えしたいと思います。

■ウクライナ戦争から日本が学ぶべきこととはどのようなものか。

2022年に始まったウクライナ戦争は、戦場での物理的な戦いだけでなく、情報戦という新しい戦場も明確にしたのではないでしょうか。ロシアとウクライナの対立において、情報工作がいかに重要な役割を果たしているか、をこの目で見ることになりました。
これまでの歴史を振り返っても、ロシアの情報工作は非常に高度なもので、戦略的な武器として使用されてきました。特に、今回のウクライナ戦争においては、偽情報の拡散、プロパガンダ、サイバー攻撃、ソーシャルメディアなどを駆使し、相手国や国際社会を混乱させる狙いは見事にハマっていましたね。

■日本もこの情報工作という観点から、どんな対策が必要と考えているか。

日本が学ぶべき教訓は多岐に渡ると思いますが、一つは情報リテラシーの向上でしょう。もちろん、昔に比べれば一般の私たちもたくさんの情報を得ることができるようになりましたが、それだけでなく偽情報や誤情報を見分ける能力を養ったり、地政学リスクや防衛についての教育プログラムを導入し、メディアの信頼性を評価するスキルを高めることが必要なのではないでしょうか。

■教育という観点から取り入れることについて。

何十年という時間を要するものだと思いますが、ロシアの情報工作は決して新しいものではありません。冷戦時代から続く長い歴史の長で、ロシア(当時のソビエト連邦)は情報操作を得意としてきました。歴史から学ぶことは、現在の行動を理解し、予測する上で極めて重要なことです。過去の事例を振り返ることで、現在の情報戦略のパターンを予測できるようになると思います。
同時に、歴史的文脈の理解が必要です。国際関係や地域紛争の背景には複雑な歴史的経緯があります。これを理解することで、現状を正確に把握し、適切な対応策を講じることができるのです。
歴史から読み解く力を養うためには、教育制度の中で歴史教育を充実させることが重要です。国際関係や地域紛争の歴史的背景について学ぶことで、今の国際情勢をより正確に、深く理解できるようになれば、私たち国民の安全性や未来の脅威に対する強い防御策を構築していくこともできるのではないでしょうか。
現在の日本の考え方は、私から見ると楽観的すぎると考えています。時間が掛かろうとも、日本の未来を作る基本は教育にあると考えています。

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