![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165940716/rectangle_large_type_2_d818c2b3a71f1c7c2484bd80dec35157.png?width=1200)
真面目におすすめ書籍をご紹介
みなさんは、最近どんな本を読んでいますか。
個人的にHOW TO本よりも、経済系や歴史系の書物を読むことが多いのですが、最近読んで為になったのが岩田規久男氏の『経済学の道しるべ』です。
岩田規久男氏は、日銀の副総裁を務めただけでなく、経済学者としても一流の方で、経済の基本的な理論と現場実務の双方をバランスよく学べるという点で、非常に役立つ本でした。
金融や経済政策に関わる仕事をする方であれば、特におすすめしたい本です。
この書籍をおすすめ理由は、経済の根本にある理論や政策決定の理解が、現代社会における金融やビジネスの成功に欠かせないからです。
金融業界で働く人々は日々、日経新聞や各種ニュースを参考にして情報を得ているでしょうが、日経新聞の内容は毎日変わり、記事の内容には様々な記者のバイアスがかかっていることもあると感じています。
そこで、日銀政策決定会合のような一次情報に基づいた分析を行うことが、経済を正しく理解する上で不可欠です。この本は、そうした一次情報の解釈を深めるための基礎となる経済学の知識を提供してくれます。
さらに、経済や金融の世界に関わる多くの人が、「どう読むか」を問われる日銀の政策や金融市場の動向を理解するためには、単なるHow to本ではなく、経済学の歴史や理論の背景を知らなければ読み解くことができないのです。岩田氏の書籍は、経済に対する理解を助け、その大きな流れを捉える力を養う一冊になると思います。
経済の中心に携わる司法書士にとって、歴史と経済学の視点を持って一次情報を解釈するスキルがあることは大きなアドバンテージになると思います。職業柄、金融系企業の役員や部長クラスの方と会話することが多いのですが、やはり一次情報に当たっていらっしゃる方が多いなという印象を受けます。優秀な人ほど、一次情報にあたっている、まさに現場で実感することですね。
経済の中心で働くこと司法書士を目指す人には、この書籍が理論的背景を深く理解し、経済の本質に迫る良い道しるべとなるので、必読書として考えて読んでもらえると嬉しいですね。