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沈黙した理由

ここんとこ、毎日しんどかった。
いや、明日からもまたしんどいのかも知れない、(って思うとちょっと重い)

理由は、仕事。
まず、のびのび営業活動できない。積極的に草の根的アポ取れない。
奇跡的に、ずっと狙ってた会社からピンポイントでインバウンド来たからなんとかなったけど、それがなきゃもっと暇だった。

正直私の仕事は景気に関係あるようで、インフラだから短期的な影響を受けにくい。
それに救われてる部分は大きい。
でも、大きいプロジェクトを拾いに行くような、高度な、そして緊急性の低い営業はとても大事なのにできない。

そんなこと言わず、勇気出してとりあえず一回アタックしてみるぜって気持ちには段々なれたけど、それまでに時間がかかった。

ここ最近でエネルギーを使うのは、本職である営業の仕事でっていうよりも、不毛な、効率の悪い、雑務の数々。社内の人間的調整と根回し。

そして何よりも、営業というよりは、PM的なプロジェクト管理。

自分の実力のなさにどうしようもなくうんざりして、それなのにたくさん決断しなければならなくて、決断するたびに「ありえない」って方々から非難を浴びて、一時身動きが取れなくなった。
何をやっても怒られる。何をやっても…

さすがに限界を感じた。

でも、緊急性の高い案件だったから、最終的には「今日うまく行かせるにはどうしたらいいか」を真剣に考えた結果、なんとかうまく終わられ、現場も混乱せず予想よりスムーズに終わった。

多分、多少成長できたと思う。

同時にしかし、「これは正しいのかな」って、浮かんで欲しくない疑念が浮かんできてしまった。

私の気持ちはただひとつ。
状況を今より少しでも良くしたいだけ。

意識低い系の会社に堕ちちゃったから。

それはなんでだろう、どうしたらエネルギーのあった、パワーのあった、前みたいな状況に戻れるんだろう?
必死で考えたし、そのためにできる限り行動してきた。
でもその行動はどんどん制限されるようになった。
私の考えることが2年前と比べて、格段に大きくなり、まもなく会社の天井を突き抜けようとするからだろう。

行動する、そのために人を説得する。
でも説得する対象が保守的すぎて、YESと言ってくれない。
なにかと御託並べて、やらせまいとする。

私にはどうしても参加したいセミナーがあった。
それに参加できるなら、会社にとってもプラスだし、利益も拡大できるし、何より私のモチベーションがまた湧き上がる確信があった。
必死に説得した。許可もらわないとならない人たちを。

でも断固として、参加は認められなかった。
0になりそうでならないようになんとかがんばるモチベーションが、すっと消えた。

あぁ、こうしてみんな失望して、他の会社にキャリアアップしていくんだわ
そう思った。

心身を疲弊させる最たる理由は、「やりたいことをやらせてもらえないこと」なのだそう。
ダメダメ、本当は優秀な人にそんなことで、失望したくない!
でも…

今年のある時期まで、アクティブに革新的に道を切り開ける人がいたのです。
その人が去ってから…もうダメかも。
何より、私の身体が動かない。動きたがってないし、おびえてる。

何をしても、拒まれ否定されるなら、何もしなくなるし、自信もない。
自分の行動に確信を持てない。

「評論家」じゃなくて、「当事者」として、正論だけじゃ押し通せない微妙なビジネス事情を解決できないのかな?

やりたいことをやらせてくれない管理職の方たち、言ってることが正しすぎるの。
そうだよね、私なんてまだ未熟だし実際プロジェクトうまく回せてないんだから、説得力なんてないよね。
仕事のできる人が言うことは、違うわ。
グーの音も出ません、って感じ。

だから私、一概に「そんな守り姿勢、ありえない!」なんて言えなかった。
何も言えなくなった。
何言っても、私が言うんじゃダメな気がした。
そう思うと、仕事に向かう気持ち萎んだ。

だからずっと自分の中で考えて、外に出さず沈黙してた。

ようやく、今、口を開く。

「それでもやっぱり、私を信じて何でもやらせてくれませんか?」
「どうして失敗した時のこと考えて行動しなくちゃならないんですか?」
「失敗しちゃダメなの?これで失敗したら、二度と取り返せないほど?」

実力ないから、なんでも行動するんじゃん。やっぱり従えないよ。勝手にやっちゃうよ。

でもそしたらもっと孤独になるし、味方いなくなる。
今景気悪くて動けないから、それを思うと余計臆病になる。
足下見られてるみたいで嫌。

私の積極的すぎる行動のせいで、信頼失って仕事が回らなくなるのは、困る。
でもたかがそんなことで、いじわるする奴なんて小さすぎる!

そうだ、小さい奴ばっか。
正解なんてないんだから、せめて行動させてよ。

そんな心境で、沈黙破ります。

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