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ホルンのお稽古②

1回で終わらなかったホルンのレッスン覚書。今日は続きです。

今回のレッスンでは所属している二つのオーケストラの演奏会プログラムから気になるところを抽出して見ていただいた。

モーツァルトで攻略するきっつい高音域

これは前回の内容になるので軽く。
技術と体力、自分は吹けるという強い気持ち(笑)。

シェラザードでマスターする細かくて速いタンギング

 緩急が鮮やかで華やかな曲の中で、風雲急を告げるような展開で必ず現れる金管楽器のマシンガンのような刻み。16〜32分音符だけならシングルでもダブルタンギングでもなんとかなるのだけど、3連符が延々と繰り返される刻みでどうしても遅れるか、ひどいと音が止まってしまう。
*拍の頭に少しアクセントをつけて速度をコントロールする。
*複数小節にわたって長く続くときは必要に応じてフレーズを一気に吹き切るようにする(途中で立ち止まらない!笑)。
*連符のパターンごとに練習する。
いろいろなアプローチがあるものだ。

教えてブラームス先生、難しすぎる跳躍

 特に交響曲3番の終楽章、あらゆる感情がないまぜになってうねるような壮大なカタルシスのようなメロディの洪水(笑)。ブラームスはこんな楽章だと4番ホルンの扱いが雑というか、無茶振りかと思いたくなる音の跳躍がひどい、気がする。
 結構目立つ低音をどっしりと吹かせておきながら次は2オクターブくらい一気に高くなったり、ソルフェージュを持ってしても音を取りにくい跳躍がこれでもかと出てきたり。
 跳躍のあるメロディについては跳躍する幅の狭いフレーズをしっかり吹き込んでから、フレーズ間の跳躍を練習して見ましょうとの提案をいただいた。

結構良い。練習方法の引き出しが本当にたくさんあるのだなあ。

「ここはこういうふうに吹いて、じゃあ合わせてみよう。」
とここで軽くご自身は1番ホルンのメロディを吹いてくれちゃったりするかっこいい先生なのだ。

近くは11月、来月のオーケストラの本番に向けて、もう一段ブラッシュアップしていこう。

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