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ホルンのお稽古①(やっぱり続く)

久しぶりにホルンの先生のレッスンを受けた。
定期的に通うのではなく、相談事があれば日程を相談して伺うという形で続いている。
 今回は11月に迫ったオーケストラの本番から
*モーツァルト 交響曲25番の1番ホルン
*ブラームス 交響曲3番の4番ホルン
*プレコンサートのホルンアンサンブル
12月のオーケストラから
*スペイン奇想曲の4番ホルン
*シェラザード組曲の4番ホルン
と、当初はモーツァルトを重点的に見ていただく予定がほぼ全部のプログラム曲を見ていただいた。

あとは気持ち、メンタルが課題?

 どちらかというと私は高音域が苦手で低音はむしろ好きな方だ。
トップ奏者のソロは素敵だと思うけど、地味に重要な底音をしっかりと響かせて合奏やアンサンブルを支える仕事に憧れる。
でも好きな曲ならトップを華麗に吹き切るのにも憧れる。
 モーツァルトの25番はそんな憧れの曲。そんなわけで希望者がいなかったのをいいことに「私1番吹きたいです。」と手を挙げてしまった。そう、挙げてしまったのだ。
 案の定、予想通り、いや予想以上に練習が難航した。いや、現在進行形で難航している(笑)。
モーツァルトだし、力強く押していくのではなくどちらかというと短く軽い音を目指せば良いのだけど、それでもその一瞬の音が外れてしまう。疲れてくると唇の振動すら厳しくなる。
 前回のレッスンでは基礎練習のスケールを高音域強化型にシフトすることを始めてみた。驚いたことにレッスンではことごとく「吹けてしまう」のである。結果として「練習で吹けているのだから、合奏で吹けないということはないはず。色々先んじて心配せずに思い切り良く吹きなさい。」ということになった。
 高音域強化型の基礎練習は割と良く成果を出してくれて、百発百中とまでいかないものの終曲までへこたれずにまあまあ吹けるようになったのだ。
 今回は「高音域のメロディで、唯一High Esだけ吹きづらかったり外してしまうことが多い。」ことが案件であった。

これがレッスンではバシバシと吹けてしまったのだ。
もう笑うしかない。

合奏練習で「吹けない」時の状況を色々思い返してみると
*最初に通して演奏したときは吹けている。
*指揮者が途中で止めてやり直ししている時に外す。注意を受ける。
ということがうっすらとわかってきた。
途中で止まったりやり直しになるのはだいたい弦セクションに直しが入るときが多い。
「それはホルンには酷な状況でしょう。毎回毎回全力全集中で吹いているのに繰り返させられて、外したらダメ出しされてるようなものでしょ。「だったらアンタ吹けよ」って言いたくもなりますよ。言わないけど。」
「あとはね、あなたはちゃんと吹けてる。吹けてます。音も悪くない。臆せず吹いていい。むしろどんどん吹きましょう。」

技術と体力は永遠の課題だと思ってるけど、
一番は「気持ち」なのかなあ。

不定期だけど毎回濃密なホルンのレッスン。
もう少し続きます。

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