シャッフル朗読会、今夜22時開催です(終了。録音残っています)

朗読する、ということが長いこと怖かった。

中学の国語の授業で、大失敗。
大好きになった詩だからと手を挙げたのに、いざとなったら緊張がひどくて、とても早口になってしまったし、何度もつっかえてしまった。

大方予想がつくと思うが、こういった授業では感想タイムなるものが用意されている。
そりゃもう、辛かった。
酷評の嵐。
いたたまれなかった。
上手く読めなかった自分が悪いのだから仕方がないけど、一際キツかったのは
「あんなにつっかえては、作者や作品に失礼だ」
というものだった。
繰り返しになるが、手を挙げたのは、その詩が好きだったから。
その大好きな詩を、汚してしまったように感じた。
以後、朗読も音読もなるべく避けてきた。
自分の子供たち相手に絵本を読むときでさえ、割と緊張した。
他人に読み聞かせるなど論外だった。


なんで今更、私もやってみよう、もう一度挑戦してみようと思ったんだろう。
それはやっぱり、シャッフル朗読会というスペースでのイベントで、読み手の皆様がとても楽しそうだったからだろう。
間違えることがあっても、「もう一回、最初からやらせてー!」とすぐさま再挑戦。そして他の読み手さんたちからの、惜しみのない拍手や労い、称賛の言葉。

ああ、いいな——と。

その後色々あって、お声をかけていただいて、遠慮なく飛び込ませてもらって、そろそろ10ヶ月くらい?
毎回とても楽しく、参加させてもらっている。
私自身が詩作をしないので、作品に込められたものをどこまで理解できているか、掬いあげることができているか、毎回不安も山盛りあるけれど。

今夜も4作品、読ませていただきます。
いつも以上に練習が足りていなくて不安も大きいけれど、最悪「ごめん、もう一回!」を言えると思うとだいぶ気が楽だ(もちろん、最初からノーミスで読めるようギリギリまで努力は怠らないつもりだけど)。

晩秋の夜、冬の扉が開き切る直前の今夜ひととき、もしお時間と御興味ありましたなら、遊びに来てくださいませ。

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