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三叉路

 次男が、短大を。
 娘が、中学を卒業しました。
 義務教育者が居なくなる我が家、私の子育てもひと段落といったところでしょうか。

 次男は都内に居住地を移し、就職します。
 並行して、音楽関係の道に進む夢は諦めず、レッスンなどは無理のない範囲で続けていくつもりのようです。

 娘は、私の母校でもある高校に通うことになりました。
 真面目で派手なことは苦手な彼女には、馴染みやすい校風と思います。
 図書館の蔵書が充実しているのも、魅力のようです。

 何はともあれ、二人ともそれぞれの夢目指して、元気に頑張ってくれればと思います。

 私は私で、この機会に長年の夢だった小型ハープのレッスンを始めようと画策しております。
 何事も形から入ることの多い私、先日、神奈川にあるグレースハープの店舗にお伺いして、レッスン用のハープを予約して来ました。
 グレースハープさんのオリジナルということで、26弦あって重さは3キロちょっと、弦間隔はグランドハープにも移行しやすいよう広くもなく狭くもなく、お値段は十万円を切るという、レッスンに持ち歩くにはもってこいと思われる機種です。
 (最近は他社でもお安いハープ出てますが、弦数×諭吉が一般的な相場と思いますし、持ち歩けるタイプとしては20〜22弦が多い印象)。
 まずはこのプレスト26というハープで基礎を学んで、いずれは、20年前に手に入れたクロスストラングハープ(※)を弾きこなせるようになりたいと、夢だけは大きく膨らませています。

 さて、有言実行となりますかどうか。
 頑張れ、私。


※ クロスストラングハープとは、ピアノでいう白鍵と黒鍵にあたる弦を交差させて張ってある、かなり特殊なものです。
 市販品ももちろんあります(ストーニーエンド社のイザベル、など)が、私の所持しているものは北海道在住の家具、楽器職人:池野泰明氏にお願いして、弦の間隔を可能な限り狭くして作っていただきました(身長が低い=手が小さいため)。
 一般的な小型ハープには半音レバーがついていますが、これは臨時記号の多い曲や、転調する曲を弾くのには向きません。
 クロスストラングはこの問題を解決してくれる画期的な機種ですが,何せユーザーも少なく、奏者は居ても先生を見つけることは大分困難なのでした…。