
RAKSUL新卒デザイナー、入社2ヶ月を振り返っての学び
こんにちは。RAKSULの新卒デザイナー森本です。早いもので入社から2ヶ月が経過しました。
今回の記事では、この2ヶ月間で携わった業務を振り返りつつ、業務を通して学んだこと、入社前の自分に伝えたいマインドセットなどについてお話しできればと思います。
▼入社直後のnoteはこちら!
この2ヶ月間でやったこと
2ヶ月で携わったものを並べるとざっくりこんな感じです。
・PdM(プロダクトマネージャー)研修
・既存事業のUIUX改善
・ロゴデザイン案の作成
・ターゲット別バナー作成
・ユーザビリティテスト後の結果反映デザイン案の作成
・SNS投稿「今日のRAKSUL」レギュレーション作成アシスタント etc…
アサイン先の既存事業でより良い顧客体験を生み出すべくUI/UXの改善提案をするというのがメインの業務でした。しかし実際並べてみると、色々な経験ができたんだなと思い、自分の成長を感じます。
いくつかピックアップして紹介したいと思います。
1.PdM(プロダクトマネージャー)研修
同じく新卒デザイナーのMOKAさん・harukaさんと共に参加しました。
デザイナーがPdM?と思われるかもしれませんが、ラクスルのプロダクトやプロダクトマネジメントを理解することで、”顧客視点”のプロダクト開発や考えを仕事に活かせるようになる、という目的のもとBizのメンバーに混じって参加させてもらいました。
実際の研修内容は以下の通りです。
Day1:ラクスルのプロダクトとプロダクトマネジメントについて知る
Day2:カスタマージャーニーワークショップで顧客の行動と感情を知る
Day3:検証に耐えうるプロトタイプを作ってみる
Day4:認知的ウォークスルーでプロトタイプを評価する
Day5:PRD(プロダクト要求仕様書)を作成する
カスタマージャーニマップの作成や認知的ウォークスルーを参加者間で交互に行い、実際に手を動かしながら顧客理解を深めることで、よりよい顧客体験とは何か?ということについての解像度が上がったと感じます。
▼当時の様子はこちら
PdM(@nine9field)主催のBiz向けプロダクト研修にRAKSUL DESIGN新入社員メンバーも参加しました!
— RAKSUL DESIGN (@DesigningRAKSUL) April 11, 2024
新卒Bizメンバーが受け持つ事業をもとにカスタマージャーニーマップワークショップを実施し、異なる職種の相互理解を深めながらサービス構造を把握していきます。 pic.twitter.com/JJ92GRx2mr
2.既存事業のUIUX改善
この2ヶ月間でメインで携わった業務です。
主にやったこととしては、
新商品リリースのためのクリエイティブ制作
サイト内のアイコン・サムネイル
新商品を訴求するためのバナー
商品一覧ページの情報設計・実装のためのレギュレーション作成
TOPページのUIUX改善提案
などがあります。

ひとつひとつの内容を説明すると長くなってしまうので、それはまた別の記事で触れられたらと思っています。
改めて振り返ると、新卒ながら色々なチャレンジをさせてもらっているな〜と感じます。
入社して一番課題に感じたこと
デザインの合意を取るためのコミュニケーションが難しい
「それって本当に顧客に伝えたいことだったっけ?」
この言葉は、業務で求められているスピード感に翻弄されたこの2ヶ月、私が何度も何度も耳にした言葉です。
入社当初の私は、その質問が意味するところについて上手く咀嚼できず、手戻りが多く発生してしまいました。
これはあかん!!!!と焦った私は、先輩デザイナーの皆さまのサポートのもと、まずはデザインの合意を得るための「伝え方の型」を得るためのインプットやトレーニングを始めました。この記事の最後に、そのポイントを記していこうと思います。
そもそも合意が取れない原因
1.デザインのロジックが弱い
デザインが達成したい状態とマッチしていても、そのロジックを説明できなければ、提案を受けた側は納得しません。「もっと良い案があるのでは?」と問われた際に、そのデザイン案を推す明確な理由がなければ、デザイナーとしてのオーナーシップが欠けていると言えます。
2.実現したい状態を見据えずに「とりあえず作る」
デザインの合意が取れない・手戻りしてしまう1番の要因として、私の場合は「実現したい状態の共通認識ができていない状態で制作を開始していた」という点がありました。
綺麗なUIや美しいグラフィックを作れたとしても、そのデザインが達成すべき状態とズレていたら、その制作時間は全くの無意味になってしまいます。
デザインの合意を取るには
現在は、デザインを始める前に以下の2点を意識するようにしています。
1.依頼された修正案や改善案の背景を理解する
改善したい背景や課題を理解し、なぜその改善が必要なのか、改善前と後でどうやって効果を測るのかを見据えながらデザインを制作することで、目的からズレないデザインに一歩近づきます。
2.目指すべき「あるべき状態」を理解し、デザインでその状態を達成する
タスクに取り掛かる前に依頼された解決策がどのような「あるべき状態」を目指しているのかをすり合わせ、その状態を本当に達成できるデザインなのかを意識しながら作るよう心がけています。
また、共通認識を得ることで、制作するものの方向性についてズレがない状態を生み出し、手戻りも少なくなります。
デザインの合意コミュニケーションはまだまだ荒削りですが、『デザインの伝え方』など書籍からもインプットしつつ、もっと上手になっていきたいなと感じています。
また、同じチームにジョインしているメンバーたちは、エンジニアやビジネス職といった垣根を超えて、「より良いものを作るため」という不変の目的のもと集まっています。
その中でデザイナーとして期待される役割は、単に依頼・提案されたクリエイティブを思考停止で反映することではないということを忘れずに、これからも頑張っていこうと思います🔥
終わりに
この2ヶ月を振り返ってみると、まだまだ未熟な部分が多いことを痛感します。ですが、この痛みを成長痛と捉えながら、前向きに取り組んでいきたいです。
この記事が同じ悩みを抱える新卒デザイナーや、これから同じ業界を目指そうとしている方々の一助になったら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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