石と人に囲まれて
夏休みに昆明を旅行した話をしたのだけれど、雲南ではもう一か所石林という観光地に行った。
この文章は、わたしが10年前の2009年3月から一年間、中国に留学していた頃の回顧エッセイです。毎週火曜19時に更新しています。
石林は2007年に世界遺産に登録された中国南方カルストのひとつ。高さは30mにもなる岩が無数にそびえたつ景勝地だ。2億年以上前の石灰岩の地層が何年も雨に打たれて森林のようなかたちを形成したのだそう。
迫力はある。
民族村に行けなかったことを悔いていたわたしは、イ族のおばちゃんたちのパフォーマンスで雲南省を満喫した。
おばちゃんたちはとってもお茶目でかわいかった。
noteには動画を直接貼り付けることはできないようで、裏ワザ的にTwitterより。Youtubeで検索したら2014年ころの動画も同じようなパフォーマンスが出てきます。健在。
その名の通り石に囲まれていて、本当に暑かった。日陰は人気スポット。
なるべく人がいないところを撮影したけれど、中国は人口が多いだけあってどの観光地も本当に人が多くて参った。中国人も外国人もぎゅうぎゅうになりながらそびえる石林を見て隣のおじちゃんが、
「こりゃあ石林じゃなくて人林だなあ!!」
とか言ったのがしばらく持ちネタになった。
入場料は140元(≒2231円 2019年5月現在)と、石の高さに負けず劣らず、こちらもなかなかお高い…!
石を見て何が楽しいの?と言われればそれまでなんだけれど(わたしたちもみんなそう思っていたし、正直今もそう思っている)、石の林と人の林を一緒に楽しめるスポットは中々ないかも。
なんとか生きていけます。