#14 最強

「かほりん」か「こにしん」どっちにするか?

新参者のチケットに当選してから悩んだことだ
そもそも「めいめい」さんって推しがいる
でも新参者は4期生さん達のライブだ
流石に「めいめい」さんのタオルとペンライトって訳にはいかないよな…

う〜ん?と首を傾げながらひとりモヤモヤと考えた
ふと4期生のことを余りに知らなさ過ぎることに気づいた
これは失礼なことだと反省しながら
4期生さん達のブログに目を通しはじめた
 

「かほりん」と「こにしん」が最終候補になる
どちらも推したいけど「めいめい」さんがいるんだよ〜
そんな浮気心を勝手に戒め葛藤する日々は楽しかった

オフィシャルで新参者グッズ販売が始まった
とりあえず二人とも購入したのだが
全公演を終えたにも関わらず未だに届く気配がないことにゴチャゴチャ言うのはやめよう

参戦した千秋楽公演の直前まで絞りきれないまま
歌舞伎町タワーに到着した
SNSで知ってはいたが当日のグッズ売り場にはやられた
何のトレーニングやねん?とぼやきながら辿り着いた6階
息も絶え絶えに「かほりんの…」
売り場のお姉さんに「藤嶌さんですね」
ニックネームで伝えてしまったことに少し赤面した

血中酸素濃度が低下し思考停止した状態からでた名前は
「かほりん」だった
推しメンタオルとペンライトを装備し会場入り
思わず「近っ!」と声が洩れた

「ライブで最強になりたい」
勇気と覚悟が伝わる熱いまっすぐな言葉だ

「日向坂46」以外にアイドルのライブを知らない
他アイドルのライブには全くもって興味が湧かない
きっとこの先も「日向坂46」だけが特別なんだろう

「新参者」はひとつの試金石だった
「4回目のひな誕祭」で逡巡した末にライブデビューを果たし「Happy Train Tour 2023」にも可能な限り参戦した
ハッピーオーラを直接肌で感じるライブの躍動感
コールと呼ばれるエネルギー発散法
もはやスポーツではないかと思っている
翌日の筋肉痛はオッサンであることを再認識する
満足度が高いが故に何度でもおかわりしたくなる楽しさ
そして感涙で癒されてきた
「日向坂46」と「おひさま」が創り出す最強ライブ
もはや完全な虜になっている

彼女達のパフォーマンスに胸が熱くなって昂る感情
溢れだす涙が止まらない理由は
人生に寄り添ってくれた楽曲に思い出があるからだ
あの時の彼女達が歌っていたからとの思いがあった

そんな一抹の不安を見事に払拭してくれた
4期生から伝わる熱と言葉は「日向坂46」そのものだった

「みんな悔しくないの」
苦悩と葛藤から溢れでた言葉が心に刺さり
"一緒に歩いて 一緒に辿り着こう"
「約束の卵」を実現するまでの道のりを知っている
先輩達の『強さ』を垣間みていた
リスペクトを込めて応援したいと思った
人生の岐路にあった情景が先輩達のパフォーマンスを通じて瞬間瞬間に蘇るからこそ溢れだす涙

4期生だけでのライブ「新参者」
全10公演を走り抜いた彼女達に
先輩達の姿と重なる『強さ』を感じた
なぜ「日向坂46」を応援してるのかという問いに
満点以上のパフォーマンスを魅せてくれた
うまく言葉にできないが「日向坂46」だった

いちばんそう感じたのは「イマニミテイロ」だった
小西夏菜実さんの表情を中心に4期生全員の表情は
心に刺さった…4期生の皆の心の内を表現するのような
彼女達の「イマニミテイロ」だった

「日向坂46」
私にとって特別なアイドルグループ
もがく。苦しむ。それでも前を向く。
岩盤に爪立ててでも登っていくんだという真剣さ
彼女達自身の今を生きることへの誠実さ
妥協や諦めを許されない立場を若くして自覚する立派さ
言葉をあげればキリがないほどに
敬意を込めて応援していこうと思う

心のどこかで1期生が全員卒業してしまったら
ライブ参戦する推し活は終わるだろうなと感じていた
こんな気持ちになっていたことを猛省した

「一体感」に包まれた会場で
感涙に次ぐ感涙だったことは言うまでもない

「ライブで最強になりたい」
間違いなく私の中で「日向坂46」は最強だ


どうでもいい話だが「かほりん」と「こにしん」
やっぱり悩んでる

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