残暑が厳しかった秋頃だったでしょうか ミーグリという最高峰のステージに挑もうか悩んでいた 待望の2ndアルバム発売が決まりミーグリ開催を知る ライブ参戦も重ねてきたが推しである東村芽依さんと対面して会話するなど画面越しでも心臓が持ちそうにない そもそもライブ参戦すら職業オッサンという肩書きと自覚で何度も見送ってきたのだから 実際に参戦してみると同世代もいることを知り安堵したのだが… ミーグリという私的見解では最高峰と言える推し活は その魅力に惹かれながらも指を咥えて羨望する以
「かほりん」か「こにしん」どっちにするか? 新参者のチケットに当選してから悩んだことだ そもそも「めいめい」さんって推しがいる でも新参者は4期生さん達のライブだ 流石に「めいめい」さんのタオルとペンライトって訳にはいかないよな… う〜ん?と首を傾げながらひとりモヤモヤと考えた ふと4期生のことを余りに知らなさ過ぎることに気づいた これは失礼なことだと反省しながら 4期生さん達のブログに目を通しはじめた 「かほりん」と「こにしん」が最終候補になる どちらも推したいけ
指折り数え待ち焦がれる こんな高揚感を味わうのは久しぶりだ 「Happy Train Tour 2023」に乗車した “ちょっと待ってよ それじゃあっさりし過ぎじゃない? 全然 後ろ髪を引かれないの? 少し 残ってるでしょ? アディショナルタイム” のっけからボルテージがあがる最高の楽曲だ 彼女達とおひさまがつくる空間と声に鳥肌がたつ 「アディショナルタイム」はライブが断然いい 「月星」はずるい 心に響く真っ直ぐな歌声に抵抗できるはずもなかった “いつしか 嫌だった嫌だ
日向坂46のライブにはハンカチが必須だ 「ハッピーオーラ満タンでお願いします」と立ち寄ると 感涙キャンペーンに入会させられる 「円陣はひとりでは組めない」影山優佳さんの語りから涙が溢れてしまうMV「友よ一番星だ」 「影山優佳卒業セレモニー」に参列させていただいた ぼっち参戦にも慣れたものだ 「やっぱり寂しいのよ!寂しいし、悔しいし、切ないけど、だからこそ、頑張って這いつくばって生きていきます!これからもよろしくお願いします!」 影ちゃんさんの本音に込み上げる涙を抑える
「4回目のひな誕祭」で初陣を飾り オッサンひとりでも十二分に楽しめることに味を占めた 低音ボイスと心の籠る力強い歌声が魅力の齊藤京子さんのソロも申し込んでみた 「MTV unplugged presents Kyoko Saito」 きょんこさんは以前から気になっていたしめいめいさんがいなかったら確実に推しメンだったろう 「キョコロヒー」も深夜帯から観ていた 彼女のソロ曲「居心地悪く大人になった」は目を閉じて聴きいってしまう 歌声でいえばハスキーボイスが魅力の富田鈴花さんが
「おひさま」の皆さまはあたたかい 福岡公演ではじめておひさまとお話しさせていただいた すぐにXをフォローしてくださる寛容さ うっかりな私にすぐに教えてくれる優しさ 不安になってるだろうと気遣ってくださる温かさ ありがとうございました! 「おひさま」の皆さまはすごい 自分なりに「推し活」の楽しさは実感しているけど SNSの発信をみると おお!そうなんや!と驚く ブログやトークへの反射神経が半端ない Xで知ることの方が多い ついていけないと嘆くより むしろ感謝すべきだなって思う
席に戻ると日が暮れはじめ肌寒く感じる 空色のペンライトが点灯しはじめた 周囲に同調するように手元を空色にする スタジアムが「おひさま」で埋め尽くされる 横浜スタジアムはボン・ジョビの日本公演以来だ 古い記憶が蘇る 影ナレがはじまりスタンドが響めき胸が高鳴った Overtureとともにコールがはじまり空色が揺れる バスの入場とともに映し出されたメンバーの姿 感極まって目が潤んでしまう まわりに合わせてはじめてペンライトを振りながら 遠慮しがちに「ひなたざか」「46」とコール
開場時間とともにレフトスタンドの席を探す まだまばらな入りで前後左右もガラガラだった 開演までまだ時間がある ヘビースモーカーの性はすぐに喫煙所を探すことだ 入場口を出た先にスタッフさんがいたので 一応確認してみるが予想を裏切らない ですよねと会釈し自動販売機に向かった 幸いにベンチも設置されていたので腰を下ろす 「おひさま」ウォッチングを開始した 推しメンタオルをスカートの様に繋げたおひさま ポカの着ぐるみで身を包むツワモノ 楽曲衣装のコスプレを纏うおひさま これが「おひ
“ここに来たら みんな みんな仲間よ お待たせ 老若男女 誰でもいらっしゃいませ HEY!OHISAMA! 隣の人も一緒に HEY!Clap your hands!Stand up!Everybody!” 日向坂46がおひさまの掛け合いがコミカルな楽曲から始まった「4回目のひな誕祭」 推しメンタオルを首にかけ バッジ沢山のバックパック おお〜っ!「おひさま」の方々だ! 何も身につけていない此方が申し訳なくなる この後買いに行くんですと心に呟き おひさまの流れに従い赤レンガ倉
「明日横浜に行ってくるよ」 「ふーん何しに?」 「日向坂46のライブ」 「はぁっ!?マジで!?」 元妻と一緒に離別した息子は 再び一緒に暮らすようになっていた 息子にカミングアウトしたことで 元妻や娘に伝わっているのかは定かではない 子供染みた作戦で明日を早く迎えようと布団に入る 無駄な抵抗だったと気付く いつまで経っても眠れない 「3回目のひな誕祭」を繰り返し観ていた 遠足前夜ってこんな気分だったと記憶する ドキドキとワクワクがいっぱいだった カーテンの隙間が明るくな
ファンクラブ先行に落選した衝撃は大きかった 行けなかった「約束の卵」を聴いた “無理だというかい 諦めろというかい” 理性が慰めてくれる日々を送った 勇気出したよ これでいいんだよ 毎日聴いてるじゃないか彼女達の楽曲を 毎晩観てるじゃないか彼女達の活躍を 年齢を考えてみなよ 周りを見渡した時に窮屈に感じるよきっと 五月蠅い理性の野郎と喧嘩する日々を送った この時はまだ知らなかった オフィシャル先行やローチケ先行、一般チケットのことを “夢を見なくちゃ 生きてる意味ない
“無謀と言われて笑われてもいい” “立てなくなるまで走り続けたい” カップリング曲なのと疑ってしまうほどの「青春の馬」 可能性を信じ続けて走り続けた彼女達が真っ直ぐな歌声で届けるからこそ心に突き刺さるのだろう “君は絶対諦めるな何があったって” “足を止めちゃそこで終わる” 起業当初の雑音は彼女達の歌声がかき消してくれた 仕事がなくて不安になった時も「青春の馬」を聴いた 歌詞もパフォーマンスもメンバーの表情もその全てが 背中を押してくれる大好きな応援曲だ もはや完全に
仕事中のBGMは日向坂46がずっと流れている 時に口遊み時に手を止めて聴き入ってしまう曲がある 「イマニミテイロ」がそうだ けやき坂46時代の曲は人生と重ねてしまう事が多い 起業当初は新型コロナに対してはじめての緊急事態宣言が発令されたということもあり街から人影が消えた “イマニミテイロ どういう色だ 苦しい時に何度も夢見て来た色” “イマニミテイロ どういう色だ 唇噛み締めながら頑張って来た色” いつの日にかミテイロと口ずさみ営業に歩いた日々 ザマアミロとは言わないけ
“自分で勝手に限界を決めつけてたよ” 日向坂46の楽曲で最も心が震え涙を禁じ得ない 「誰よりも高く飛べ」 キャプテン佐々木久美さんの魂の叫びに会場全体が呼応する一体感は映像でも臨場感が伝わり涙してしまうがライブの感動と衝動は計り知れない破壊力で涙腺が崩壊する 突きつけられていた現実は決して甘くはない 先の見えない未来と目に見えて崩れ去っていく足元に 抗う勇気をくれた楽曲だ 過去を振り返るな 周りのせいにするな 現状に嘆くな 未来を開け! “背を向けるより 正面突破しよ
順風満帆な人生などないだろう 誰もが大なり小なりの苦悩や葛藤を抱えながら 生きているに違いない あの夜、日向坂46に出会えてなかったら… “人生とは転ぶもの 膝小僧は擦りむくものなんだ 何度でも立ち上がれよ 僕はそれでも歩いてく” ひらがなけやきと呼ばれていた頃の楽曲「それでも歩いてる」はノスタルジーを感じさせる曲調で何度聴いても自然と頬が濡れる 「日向坂で会いましょう」は面白かった 放送終了後には過去の放送回を検索していた デビューシングル「キュン」のヒット祈願はサ
「出て行くね」そう告げられたのは2018年の秋頃だった 夫婦喧嘩をするでもなく側から見れば円満そうに映る家族のはずだったが仕事最優先の人生が招いた結果である 彼女の言葉の真意を汲み取ることなく「わかった」と応え 20年という節目に別々の人生を歩むことを選んだ 人生は選択の連続だと思う 最善の選択をしたはずが最悪の結果になるときもある 最悪の結果から最善だったのかと気付くときもある 日向坂46の楽曲で特にイントロがお気に入りの 「One choice」 “神に選択肢与え