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FAMILIA「私にとって、スぺ語はいい場所」

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先週末、久々に大学の同期と飲んだ。

第二外国語であるスペイン語の授業が同じだった4人と、その同居人。

通称「スぺ語」。

最後に全員で集まったのは、まー君の結婚式だから、3年ぶりになる。1人が今沖縄に住んでいて、久々に東京にくるからと、みんなで集まることに。

昔は西千葉駅前の土間土間で飲んでたけど、皆の中間地点を探したら東京駅になった。

懐かしのリクルートサウスビル


「愚痴ばかり言うだけで、どうしたらいいか?を話さない人とは飲みたくない。時間とお金の無駄だから。」

私が名優に入社したての頃。帰り道にふとメンバーに発した一言を、彼はまだ覚えているらしい。

新卒の頃はそんなことなかったけど、最近では飲み会にもある程度の合理性を求めてしまう。

戦略とは、限られた資源をどう配分するかを決めること。

飲み会にいける時間も、使えるお金も限られている。であれば、飲み会にも戦略は必要だ。

相手のことを深く知ることができる
互いの信頼関係を深めることができる
お互いが新たな気づきを得ることができる
自分ももっと頑張らなきゃと活力を得られる

そんな飲み会が望ましい。

「戦略とは、やらないことを決めること」リクルート時代の上司はこうも言っていた。

「今日どうだった?」と帰宅して家族に聞かれたときに「つまらなかった」と答えなきゃいけない飲み会には、行ってはいけない。

リクルートの口ぐせ、おすすめです


では、スぺ語の飲み会はどうか?というと、こんな会話の連続。

なんか太った?
あの旅行で、こんなことあったよね!
この写真みて!懐かしい
え?会社辞めたの?
え?ニートだったの?
え?転職したの?
え?よもぎの入浴剤つくってるの?
もう32歳だね
昔は西千葉の土間土間で飲んでたね
バーで飲むようになるなんて、大人になったね

そこに合理性があるかというと、あまり無い。


「なんで、今でも飲むんだろう?」帰りの東西線で、考えてみる。

南砂町あたりで、ふと、日本仕事百貨のナカムラケンタさんの著書「生きるように働く」の一文を思い出した。

「人は忘れてしまう生き物。それはさびしいことだけど仕方ない。だからこそ、お互いに相手のことを知っている関係というのは、とても大切でかけがえのないもの。」
「いい場所とは、誰かが待っていてくれるところなんじゃないか。」

私にとって、スぺ語はいい場所。

優一

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