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「明日世界が終ろうとも、わたしは今日リンゴの木を植える」物流課 H・K
その人が大切にしている言葉を知ることで、その人の考え方や生き方に、もっと触れられるかもしれない。「あ、もっと知りたい」そう思う、きっかけになるかもしれない。
そんな想いで始めた、名優で働く人が大切にしている言葉についてインタビューする「a motto(ア モット)」。
第24回は、物流課で働くH・Kの a motto です。
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(優一)
大切にしている言葉を教えてください。
(H・K)
けっこう王道ですけど、「明日世界が終わろうとも、わたしは今日リンゴの木を植える」です。
今回のインタビューに向けて、自分が大切にしている言葉を考えてみたんですけど。ぱっと、思いつかなかったんです。それで、日記を見返してみたんですね。
20年前くらいに「僕の生きる道」というドラマがあって。草彅くんが先生役で、確か余命宣告をうけて。残りの人生で、生徒たちにメッセージを残していくようなお話しだったと思うんですけど。
そのドラマの中で、「将来を考えることも大事だけど、今やれることをやって、振り返った時に足跡を残して生きてきたと思いたい」というセリフがあって。その回のエンディングに、この言葉がテロップででてきたんですよ。
それを見て、おーっ!と思ったと、日記に書いてあったんです。
(優一)
その当時、なんでリンゴの言葉におーっとなったんでしょう?
(H・K)
私はわりと昔から、自分に自信がないというか、なんか生きづらいみたいに思っていて。普通にならなきゃとか、なるべく目立ちたくないなとか。そう思っていたんですけど。
その言葉をドラマで見た時に、あ、やっぱりそれじゃダメだなって思ったんです。ちょうど、就職するくらいの時期だったと思います。
やっぱり自分でやりたいことをやって、人生悔いのないように生きていきたい。そう思うきっかけになりました。そこからは、チャンスがあれば、とりあえずやってみるようにしています。
(優一)
言葉の力って、すごいですね。
(H・K)
いっきに変わったわけではないですけど、その言葉が常に頭にあって。何か思いついた時には、やっておこうって思っています。
もともと、人の顔色をうかがったり、友達と上手くいかないくらいなら大人しくしていようって思うタイプです。
私、MBTI診断がずっと「ISTP」なんですよ。巨匠です。
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巨匠の特徴の一つに「友好的だけど人前に出たがらず、落ち着いているけど急に何かを無計画にすることがあり、並外れて好奇心旺盛だけど学業に集中できない」というのがあるんですけど。
まさにその通りだと思っています。飽き性とは違うんですけど、どんどん新しいことに興味を持つ感じです。名優で働き始めて、この6月でちょうど10年になりました。今の業務もとても好きですけど、新しいことにも挑戦していきたいですね。
私は、人前で話すのがとても苦手なので。。。それ以外のことであれば、なんでもやってみたいなって思っています(笑)。誰かが「苦手は得意にならない」って言っていたので。
(優一)
滅菌技士とか、取ってみたら?
(H・K)
そう、興味はあるんです。私、大学がバイオサイエンス学部だったので。細胞を培養したり、滅菌器つかったりしていたんです。ただ、歳を重ねるにつれて、記憶する力がなくなってきているので、そこが心配ですね(笑)。
(書き手:優一)