片や「骨折り損のくたびれ儲け」片や「笑う門には福来る」かな
先日、患者さんとの雑談の中で聞いた話です。
軽犯罪が増えているという話題から、患者さんのお知り合いが「置引き」に合ったという話になりました。
その方は自転車の座席後方にある荷台に、くくったレジ袋を置いていたそうで、ちょっと目を離した隙に、それが無くなっていたそうです。
お住まいの地域で自転車のカゴや荷台に置いている物が盗まれるという事件が頻発していた時期らしく、すぐに「あっ、置引きに合った」と思ったそうです。
でも、その方は自分の物を盗まれた悔しさもなく、腹を立てることもなく、それがどのように処分されたかだけが、ただただ気になったそうです。
どうしてでしょう?
皆さんも一緒に考えてみてください。
ヒント1
お食事中の方がおられたら、ごめんなさい。
ヒント2
被害者の方は犬を飼っています。
さて、いかがですか?
答えは分かりましたでしょうか?
はい、そうです、飼い犬と一緒に散歩中、犬が排泄した糞をレジ袋に入れて自転車の荷台に置いていたのです。
置引き犯は「犬の糞」を盗んで行ったというわけです。
「開けてびっくり玉手箱」ではなく「開けてびっくりレジ袋」といった感じでしょうか。
少しニュアンスが違うかもしれませんが、
犯人にとっては「骨折り損のくたびれ儲け」
被害者の方にとっては後々笑い話となり「笑う門には福来る」
のようなお話でした。
駄文、拙文、いい気分、最後までお付き合いくださり有難うございます。