読書記録『セカンドチャンス』篠田節子(著) 6 mapache 2022年10月29日 05:32 主人公の麻里は、長期間の母の介護を経て、自身の健康を損ねて婚期も逃した51歳。一念発起して通い始めた水泳教室で、肥満を解消していくだけでなく、水泳大会参加を目指すまでになるお話。水泳仲間とのつながりも緩やかに温かい。麻里も仲間もそれぞれに事情を抱えて、仕事、親戚・地域のしがらみなどで、大会までの道のりには困難がある。そんな現実味あふれる描写に引き込まれて一気読み。主人公が中年世代で、ドラマチックすぎない展開に親近感を抱いた。爽やかな読後感で面白かった。知的障害のある青年のゆう君とお母さんの姿にも共感。 #読書記録 #読書の秋2022 #セカンドチャンス 6